パトロール活動を終えて、東京に戻ってきました。
今年の夏、北アルプス北部では31件の事故があり、なんと8人もの方が亡くなっています。昨年は20件で死亡が一人だったことを考えると、かなり悪い状況です。ちなみにこの数字は大町警察署が扱った件数のみですので、富山県側で扱った事故は含まれていません。
死亡原因のほとんどは転落と病死であり、特に病死が目立った感じです。山で病死といえば高齢者と思いがちですが、44歳の男性や山岳ガイドなど、病気で倒れそうにないような人が発病しています。いったい、何が起きたのでしょうか。
個人的には今シーズン、4回現場へ行きました。今年は唐松岳周辺の担当となり、八方尾根や不帰、五竜方面をパトロールしていたのですが、4回とも転落事故であり、うち2回は死亡事故です。八方尾根にありがちなプチ遭難がほとんど無く、重大事故が多いですね。
これからボチボチとブログの更新を再開していきますので、ヒマな時にでもお読みいただければ幸いです。なお画像は八方尾根上部で発生した転落事故のレスキューシーンです。
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お疲れさまでした。
今夏は都合が付かず、山へは1度しか登れませんでしたが、文字通り毎日のように遭難のニュース、事故のニュースが入ってきました。今年はやはり異常ですよね。
あの病院ですね。
>kmpさま
ひとつひとつの事故を見ていると、原因はそう単純なものでは無い気がしますが、いまひとつよくわかりません。そのうちに考えてみたいと思います。