豊後ピートのブログ

元北アルプス槍ヶ岳の小屋番&白馬岳周辺の夏山パトロールを13シーズン。今はただのおっさん

長野の防災ヘリ「アルプス」が墜落 その2

2017年03月05日 | 山を飛ぶヘリコプター
正直な話、墜落原因についてはまったく想像がつかないです。


長野防災ヘリ墜落 雪山に砕けた機体 訓練中、応答途絶え
毎日新聞  2017年3月5日 22時30分(最終更新 3月5日 22時41分)



引用
おかしい」。ヘリと無線で交信していた長野県消防防災航空センターの職員が異変を感じたのは午後1時45分ごろだった。同センターによると、午後1時半に離陸した際はいつもと変わらず「離陸した」という無線が入った。だが、約15分後、「JA97NA、こちら防災航空長野です」と呼びかけてもヘリから返事はなかった。
引用おわり


事故現場は臨時ヘリポートがある山の斜面という話です。臨時ヘリポートはおそらくホイスト、つまりワイヤーによる吊り上げ訓練を行うために設けられたのだと思います。で、引用した箇所によると空港を離陸した時にはしっかりと無線が入っていますが臨時ヘリポートに到着したという無線が無く、以後音信不通だったようです。ということは臨時ヘリポート到着寸前に何かあったのかなと思います。

防災ヘリの事故と言えば2010年の埼玉防災ヘリ「あらかわ1」、それに2009年の岐阜防災ヘリ「若鮎2」が挙げられますけど、どちらもホイストやっている最中に樹林や岩に接触したケースだったと思います。が、アルプスの場合、到着の一報を航空センターに入れていないことから、ホイストはまだやっていない段階でしょうか。ますます原因がわかりません。



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