中日新聞のサイトに村越先生が登場しています。
登山 思い込みが危険に シーズン前に静岡大・村越教授に聞く
中日新聞 2010年3月14日
で、タイトルの件ですけど、少々引用してみましょう。
事故の背景をそう分析するトムラウシ報告書をはじめ、40歳以上の中高年に危険が集中するという印象が強い。警察庁の09年の「山岳遭難の概況」でも遭難者に占める中高年の割合は、81・1%とされている。だが、村越教授によると、この数字には登山と行動パターンも装備も異なる「山菜採り」のデータが大きく影響しており、登山単独の統計は存在しない。
これはまさにそうですね。遭難事故の数字には山菜採りや渓流釣り、さらには林業なんかも含まれてしまっているようです。
目的を登山に限り、推計登山人口を基に1万人あたりの遭難者数を導くと、「最も道に迷いやすいのは男性で30代、女性で20代となる」。
個人的には、ほとんど差がないと思っていました。が、言われてみるとそんな気もしてきます。データ上はどのくらい差があるんでしょうかね。
特に「道に迷う→日没→焦って転倒→救助」のように発端の原因が道迷いの例では、約三分の一が死亡か行方不明と重大な結果に。
道に迷うと3人に1人は死んでしまっているわけですね、怖いですね。地図もコンパスも持たずに歩き、自分がどこにいるのかよくわからないまま登山をしている人って、命知らずの冒険野郎だということが理解できます。
ちょっと前に戻って、
「身体能力が高い若い人ほど、『自分は大丈夫』という思い込みがないか、出発前に振り返って」と村越教授は指摘する。
これは本当に大切ですね。
登山 思い込みが危険に シーズン前に静岡大・村越教授に聞く
中日新聞 2010年3月14日
で、タイトルの件ですけど、少々引用してみましょう。
事故の背景をそう分析するトムラウシ報告書をはじめ、40歳以上の中高年に危険が集中するという印象が強い。警察庁の09年の「山岳遭難の概況」でも遭難者に占める中高年の割合は、81・1%とされている。だが、村越教授によると、この数字には登山と行動パターンも装備も異なる「山菜採り」のデータが大きく影響しており、登山単独の統計は存在しない。
これはまさにそうですね。遭難事故の数字には山菜採りや渓流釣り、さらには林業なんかも含まれてしまっているようです。
目的を登山に限り、推計登山人口を基に1万人あたりの遭難者数を導くと、「最も道に迷いやすいのは男性で30代、女性で20代となる」。
個人的には、ほとんど差がないと思っていました。が、言われてみるとそんな気もしてきます。データ上はどのくらい差があるんでしょうかね。
特に「道に迷う→日没→焦って転倒→救助」のように発端の原因が道迷いの例では、約三分の一が死亡か行方不明と重大な結果に。
道に迷うと3人に1人は死んでしまっているわけですね、怖いですね。地図もコンパスも持たずに歩き、自分がどこにいるのかよくわからないまま登山をしている人って、命知らずの冒険野郎だということが理解できます。
ちょっと前に戻って、
「身体能力が高い若い人ほど、『自分は大丈夫』という思い込みがないか、出発前に振り返って」と村越教授は指摘する。
これは本当に大切ですね。
・20代の頃の体力イメージを引きずってる
・翌日は普通に会社
・仕事や家庭で山準備がおざなりになりがち
→登山する
→なんらかのきっかけで迷う。(準備不足も加味)
→体力を過信して歩き続ける
→さらに迷う
→仕事があるからと歩き続ける
→気が付けば日没タイム。
焦った精神状態で道迷い(=悪路)を歩くと
なんでもないところでも転倒したりしますし、精神的に非常に疲れて余裕がなくなりますよね。
・・・と自戒をこめてコメントしてみます。