八方尾根経由の唐松岳登山は、そのお手軽さから学校登山で大人気のコースです。で、学校登山がある日には危険箇所に張り付いて安全指導や落石監視なんかをたまにやったりするんですけど、1校に1~2人ぐらい、
超ビビリ屋さん
がいるんです。
八方尾根の上部を知っている人は多いと思いますが、ほとんどが山腹をトラバース気味に巻いていくコースです。で、進行方向左側がちょっと急斜面になっているんですけど、山慣れた人なら特に怖いと思うことはないでしょうし、初心者でもごく普通に歩けます。
が、学校登山で登ってきた生徒さんの中には、腰がハンパじゃないレベルで引けてしまっていて、まともに歩けない子がいるんですね。それこそ「ひぃ、うゎあ」という悲鳴を繰り返し、ガイドさんの腰や腕にしがみついて、なんてこともありますよ。
また唐松山荘のベテラン小屋番氏がそういう生徒さんを厳重にロープで確保した上で、なだめたりすかしたりしながら必死になってサポートしつつ登ってくることもあります。これはもちろん転落防止というわけではなく、「ロープで確保しているから安心ですよ~~」という演技の意味合いが大きいわけですね。
で、本当のところはどうなのかわからんのですけど、前述のベテラン小屋番氏によれば、この超ビビリ屋さんの多くが、実は中学校の運動部で活躍しているようなタイプなんだとか。
初めての山、特に森林限界を越えていて高度感がある山だと、これまで自覚することがなかった高所恐怖症がでてきてしまうのかもしれません。大人になればやがてこのように極端な高所恐怖症も克服されるのでしょうけどね。
学校登山のように、小学生や中学生を集めて集団登山するようなことを考えている場合には、こういう生徒が出てくる可能性もアタマの隅に入れておいたほうがいいですね。
超ビビリ屋さん
がいるんです。
八方尾根の上部を知っている人は多いと思いますが、ほとんどが山腹をトラバース気味に巻いていくコースです。で、進行方向左側がちょっと急斜面になっているんですけど、山慣れた人なら特に怖いと思うことはないでしょうし、初心者でもごく普通に歩けます。
が、学校登山で登ってきた生徒さんの中には、腰がハンパじゃないレベルで引けてしまっていて、まともに歩けない子がいるんですね。それこそ「ひぃ、うゎあ」という悲鳴を繰り返し、ガイドさんの腰や腕にしがみついて、なんてこともありますよ。
また唐松山荘のベテラン小屋番氏がそういう生徒さんを厳重にロープで確保した上で、なだめたりすかしたりしながら必死になってサポートしつつ登ってくることもあります。これはもちろん転落防止というわけではなく、「ロープで確保しているから安心ですよ~~」という演技の意味合いが大きいわけですね。
で、本当のところはどうなのかわからんのですけど、前述のベテラン小屋番氏によれば、この超ビビリ屋さんの多くが、実は中学校の運動部で活躍しているようなタイプなんだとか。
初めての山、特に森林限界を越えていて高度感がある山だと、これまで自覚することがなかった高所恐怖症がでてきてしまうのかもしれません。大人になればやがてこのように極端な高所恐怖症も克服されるのでしょうけどね。
学校登山のように、小学生や中学生を集めて集団登山するようなことを考えている場合には、こういう生徒が出てくる可能性もアタマの隅に入れておいたほうがいいですね。
私もかなりの高所恐怖症ですが、山ではなぜか
平気なんです。気持ちの持ちようなんでしょうか。
あ、苗場山の雷清水を過ぎた最後の急登で右手の斜面を見てクラッときたことがありました。
私も小屋番になったばかりの頃は、槍沢の雪渓の斜度にビビったものです。登降を繰り返すウチに馴れましたけどね。