朝日新聞に紙の地図の売り上げが最盛期と比較して20分の1まで落ちたという記事が出ています。
紙地図、売り上げ20分の1に スマホ猛威、取次も倒産
朝日新聞 2017年6月10日07時50分
ネットで道路地図どころか地形図まで見れてしまう現在、紙の地図が売れなくなるのは時代の流れですな。
で、本題。この記事に気になる記述が出てきます。
引用
5月の連休中、長野県の北アルプスは大勢の登山者でにぎわっていた。しかし、上高地から涸沢(からさわ)まで約7時間をかけて歩いても、紙地図を見ていた登山者は民間の登山用地図「山と高原地図」を使っていた2人だけ。北穂高岳(3106メートル)に登っても、やはり地図を広げている登山者は一人もいなかった。
引用おわり
これを書いた記者の方は、地図を広げている登山者の姿が少ないとコメントしています。上高地から涸沢まで歩いても、地図を広げているのを2人しか見なかったと言ってますね。で、これをもって紙の地図を使う人が少なくなった、みたいな感じに文章をまとめていますけど、私は大きな声で言いたいと思います。スマホやらネットやらが発達する前からパトロールでさんざん北アルプスを歩いたけれど、地図を広げている登山者なんて滅多に見かけなかったよ、と。
道迷いを防ぐには現在地を確認しながら歩け、ってさんざん言われていますけど、みんな本当にやっているんですかね。休憩ポイントで地図を広げている人は見かけますけど、それ以外の場所で地図を見ている人なんて、ほとんど見かけたことが無いんですけど。
つーか、パトロールで歩いていると「ここはどこですか?」すら滅多に聞かれることはありません。「あと何時間で到着しますか?」はやたらと聞かれましたけど。
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紙地図、売り上げ20分の1に スマホ猛威、取次も倒産
朝日新聞 2017年6月10日07時50分
ネットで道路地図どころか地形図まで見れてしまう現在、紙の地図が売れなくなるのは時代の流れですな。
で、本題。この記事に気になる記述が出てきます。
引用
5月の連休中、長野県の北アルプスは大勢の登山者でにぎわっていた。しかし、上高地から涸沢(からさわ)まで約7時間をかけて歩いても、紙地図を見ていた登山者は民間の登山用地図「山と高原地図」を使っていた2人だけ。北穂高岳(3106メートル)に登っても、やはり地図を広げている登山者は一人もいなかった。
引用おわり
これを書いた記者の方は、地図を広げている登山者の姿が少ないとコメントしています。上高地から涸沢まで歩いても、地図を広げているのを2人しか見なかったと言ってますね。で、これをもって紙の地図を使う人が少なくなった、みたいな感じに文章をまとめていますけど、私は大きな声で言いたいと思います。スマホやらネットやらが発達する前からパトロールでさんざん北アルプスを歩いたけれど、地図を広げている登山者なんて滅多に見かけなかったよ、と。
道迷いを防ぐには現在地を確認しながら歩け、ってさんざん言われていますけど、みんな本当にやっているんですかね。休憩ポイントで地図を広げている人は見かけますけど、それ以外の場所で地図を見ている人なんて、ほとんど見かけたことが無いんですけど。
つーか、パトロールで歩いていると「ここはどこですか?」すら滅多に聞かれることはありません。「あと何時間で到着しますか?」はやたらと聞かれましたけど。
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ネットにしても山岳雑誌にしても道迷いを防ぐには読図だ現在地確認だと書いてありますけど、実際に登山者を観察してみると、地図を広げている人なんてほとんど見かけないのですよ。
地図を広げて登るシュミュレーションをしてワクワクドキドキする時代ではないのかなと思います。
大半が何かに導かれての登山なのでしょうね。
そして、事故等が起こらない前提の登山だと思います。
私は結構見てますね。尾根が分かれたり、特徴的なピークがあった場合は必ず確認してます。動けへん時に「ここです。」て言いたいですから。
ところが、京都の周辺でもマイナールートで無い限り、地図を広げてる人は見ません。以前に「**山に行くんですが、どこまで来てますか?」て尋ねられたることはあります。2.5万を広げて「ここです。地図の練習されたら便利ですよ。」と言うたんですが、「見せられても解りません。そういう登山は目指してません。」と言われました。よほど、「では、どんな登山を目指してますか?」て言おうとしたんですがやめました。
17日午後7時40分ごろ、Aさんから、下山中に7合目付近でルートから外れたと警察に通報があった。警察が18日午前3時前から捜索に入っているが、午前8時ごろ、4人のうち1人から警察に「全員無事だが、自力で1人動けない」と連絡があったという。
現場周辺の天候が悪く捜索は難航していて、警察の機動隊が札幌から増員のため現地に向かっているほか、東川町は自衛隊に救助要請を出したという。
って事が有りました。いくら雪が有るとは言え、迷う場所では無いのですが、ヘッドライト系の装備が無かったと思われます。午後5時で暗いですから。
体感温度は、マイナス16℃位だと思います。旭川市内でもミゾレ混じりの雨でしたから。
7合目付近って台形状の断面ですから、ガレ場に入ら無い限り簡単なのですが。又、埋もれる程の積雪も無いですし。
5合目にロープウェイの駅が有るのにたどり着け無い装備とは・・・。
動け無い・・・は、低体温なのか捻挫でもしたのか現在不明です。
無事に救助されたようで…
たぶん視界不良だったのと、発見場所が沢筋なので、もしかしたら沢筋を登山道と勘違いして入り込んだのか、ってところでしょうか
7合目付近って事で5合目に在る姿見の池駅(ロープウェー)の携帯中継器が役にたったのだと思われます。
迷った時点で無闇に移動もして居ないみたいですし、まあ助かって良かったと思います。
本日ですと、旭川市内は朝から相当降雪が有るので運も良かったのでしょうね。
しかし、下山時間がいただけ無いですね。pm7:45って・・・。
動け無い連れの影響で遅延したのか・・・無鉄砲な計画だったのか・・・。標高は1500m付近みたいですね。半円の尾根状になっていると想像して頂けば判り易いと思います。尾根歩きが基本です。ガイド用の鎖も有りますから。地元民には理解が難しいです。
小学生が授業で登る山ですから。。。
登山者の中には登山道とそれ以外の区別がぜんぜんできていない人が意外と多いですよ。それに加えて足下ばかり見ていると、明後日の方向に行ってしまうのです。今回の事故で現場の様子をテレビで見ましたけど、なにかの拍子に入り込みそうな雰囲気は感じました