ボナさんの北海道の釣り三昧II(休養中)

投げ釣り主体に北海道の沿岸に出かけます。夏にはフナや鯉釣りも。

グルタミン酸ナトリウム漬け塩イソメ

2011-05-29 11:59:48 | 釣り

一時期、エビ粉まぶしの塩イソメが流行していたが、現在はエビ粉まぶしの頻度は減っているようだ。変わって大量の食塩による塩いそめ作りである。釣童さんからお借りした本に、血中のコルチゾールを指標に真鯛のストレスを測ったところ赤い蛍光灯の水槽では高い濃度が見出されたが、青い水槽では検出されなかったという実験結果が載っている(本の76ページ)。赤は忌避する色と考えられていた時代もあったが、赤を好む魚もいるだろう。むしろ冒険しないで色をつけないとなったのかもしれない。一方、富川シノダイのようにタカノハのエサとして赤く染めたイカやサンマを使うところもある。またタマニャンさんのように、アカハラの身なども好んで赤く染める方もいる。ネットの色も千差万別である。閑話休題。

塩イソメの硬さは、針に容易に通るような柔らかさを求めるようになって、ここに登場したのがグルタミン酸ナトリウムである。恵庭のマスターも、イソメの処理に以前から味の素などの主成分グルタミン酸ナトリウムを用いている。「ボナさん食いが違うよ、作ってみな」と、マスターから聞いて私も大袋のグルタミン酸ナトリウムを買ってきて直ぐに作ってみた。昨年の暮れから、冷凍庫に入れたりして今まで使っていた。余市と遠別で川ガレイ、寿都と千走で小物のクロを釣っている。

室蘭港で大物クロを狙う為に、遠投で飛び散らないように針を刺せないほどに硬い塩イソメが一時使われたが、今はその場で絞めた塩イソメなどみな柔らかめを使用するようになった。ちょっと柔らかめの塩イソメを作るには大量の食塩を使う。長時間掛けると硬くなるので適当な時間で塩から出して、塩を丁寧に払って次いでグルタミン酸ナトリウムを振りかけるのである。

いろんな時間で試すといいだろう。どこが今までの塩イソメと違うかというと、微妙な赤みが塩イソメの腹に自然の虫のように出てくるのである。投げると海中で短時間でイソメに戻り食欲を増すのであろう。今度は、利尻で使ってみる。