poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

今日のつぶやき

2015-11-01 19:51:57 | ひとり言
気がつけば、おやまあすでに11月…寒さが急激に訪れた感ありの週末です。
数日前から腹巻きを着用し、今日は毛糸のベストを羽織りました。
冬到来もいよいよ間近です。

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帰省していたのは 10/8~12。
この休暇を利用して鳥取の味を堪能しよう…
一人気ままに時間を過ごそう…
その目論見はいちおうは達成しました。
しかし、充電は十分ではなかったような気がします。

このところのココロの疲れは、残念ながら
わずか数日の日常からの脱出で取り去ることはできなかったようです。
それからおよそ3週間、あれこれもがいてみた結果
むしろ日常の中で自らを癒し精気を養うことが大切なのだ…と思い至りました。

むやみに肩肘を張っているわけではありません。
誠実さを失ってはならないという思いが
自分の不器用さにつながっているのです。

それよりも日々の営みを疎かにせず
生じる支障が補える範囲であれば少々の手抜きや怠慢を許し
まずは自分のカラダとココロを守ること。

少々弱気になっていた Bocco が出会ったのは塔和子さんの詩集です。
もうしばらく塔和子ワールドに身を委ね、自分の内面と対峙してみます。

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佐野洋子さんの遺稿をまとめた『私の息子はサルだった』を読みました。

私の息子はサルのようだった…子ども時代を十分子どもとして過ごしていた。
サルのようにおたけびを上げながらも
自分でない者が何を考えているのかを自分に問うていた。
そんな子どもの彼を一人の人間として信頼したいと思った。
そして大人になったとき、愛する者に、君は何を見ているのだと他者の心に寄りそってやってほしいと思う。


子どもへの愛が十分で適切かどうか…母はうろたえながらメッセージを発します。
それに対し、息子は次のように応えます。

この話は佐野洋子が一方的に書いた僕の記録だ。
彼女の目には、僕のあの頃がこう映っていたのだ。
言いたいことは山ほどあるけど、もう好き勝手に書けばいい。
僕にはもっともっと楽しくて美しい、佐野洋子が知らない僕だけの「ケン」の思い出がある。(同書「あとがきのかわり」 広瀬 弦 から引用)


あっという間に読み終えた後の爽快さ。
いいじゃん!
コメント
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