poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

採集植物標本

2008-09-20 19:01:27 | 野外教室
清里での野外教室の魅力は、野草を思う存分使えること。
まったくの門外漢だった私でも、通い続ければいろんなことが身についてきます。
初めて参加したころは、何か植物を見つけるたびに歓声を上げ、水揚げ作業だけで2時間もかけて満足しきっていたものです。

そして、15年目の今年は。。。
野辺山駅から宇宙電波観測所までは、まず山の空気になじむことに意識を集中させてひたすら歩きます。
電波観測所前のあずまやで休憩しながら、高原の空気をしっかりと体の中に入れます。
再び荷物を背負って歩き出し、右へ折れたところで、スイッチがカチリと採集モードへ切り替わります。

どんな植物がどのあたりにあるのかは、体が覚えています。
その体の指令に従って動けばよいのですが、相手は大自然ですから、その年によって植物の具合は少しずつ違っているのです。
今年は、昨年以上にマユミの実やノリウツギが大豊作。
アカソサラシナショウマも目立ちました。
反対に、ハシバミ(ヘーゼルナッツの仲間)、ホップの実、ヤマハハコ、トリカブトなどは少なめ。。。
うれしかったのは、昨年初めて見つけた八重咲きのルドベキア(…と私が勝手に決めつけている)が増えていたこと!
しかもJR最高地点近くの他にもう1カ所、咲いているのを見つけました。

そんな年ごとの変化も楽しみながらの植物採集は、40Lのリュックを背負って約2時間の道のりでした。
宿舎に着いてひと休み…とはいっても、翌日の作品づくりに備えて水揚げをしておかなくてはなりません。
いつもは、はっきり言って手際の悪いBoccoですが、この時ばかりは比較的さっさとその作業も終え、お箸 & 箸置きも作ったのです。

その翌日、最初に作ったのが冒頭の写真。
前日と早朝の散歩で集めた植物をすべて使っています。
…というわけで、作品タイトルは “清里採集標本” 。

その次に、作ってみたのがこれ ↓ 。

午後の光と影、それにコールラビー(野辺山の農協で入手)のユーモラスな形がとぼけた雰囲気を出してくれて、本人が言うのも変ですが、Boccoらしい作品になったと思っています。

それに気をよくして、今度はこんな作品です。

採集したものの中でも、とりわけお気に入りの花材を集めました。
カディ(インドの手織り木綿)のエプロンがアクセントになっています。


コメント
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