poco a bocco

自然の素材がもつぬくもりやパワーに助けられての作品づくり
poco a poco のペースで進みます~♪

今年も土木部

2006-11-05 23:50:52 | works
小春日和…Indian Summerの3連休。
せっかくのまとまった時間を制作に向けようと目論んでいたけれど、雑用に追われてなかなか思うようにはいきませんでした。
それでも何とか少しずつ形になってきています。
流木にワイアを組み込む造形は今年で4回目。
一つずつ新しいものを取り入れることが、boccoの中では不文律みたいなもの。
思えばもう30年以上も前、生まれて初めて手編みのセーターを編んだとき以来続いている、自分の中でのルールです。

話がどんどん脇道にそれてしまいますが、私が初めて毛糸と棒針を手にしたのは7歳か8歳の頃でした。
並太のグリーンの余り糸の玉…たぶん10g程度…を叔母にもらって、指と針を使う作り目とガーター編みの方法を教わりました。
わずかそれだけの糸ですから、15cmくらいの正方形になるとそれでおしまい。
糸がなくなったらほどいて、再び同じことを繰り返して・・・いったい何度編み直したでしょうか。
何かが完成することよりも、編むという行為そのものが楽しくて続けていたのではないかと思います。
かぎ針を使うようになったのはその2~3年後でした。

・・・話を元に戻しましょう。
今回の新しい試みは、空き缶です。
キャンディーetc.が入っていた缶をカットして、周囲を折り曲げ、叩いて平らにしています。
ワイアを叩いて、空き缶を叩いて・・・まったくもって近所迷惑な作業。
金づちで釘を打ったり、ルーターで穴を開けたりしながら、また今年も〈土木部〉の季節だなあと、笑ってしまいました。
肝心の作品の写真は来週までお待ちください。

 紡ぐ・祈る〈2003年 野草展出品作品〉

初めてのワイア作品の一つです。
〈紡ぐ〉〈祈る〉を表すトンパ文字をイメージして作ったものです。
絵は私が描いたものではなく、ネパールの手漉き紙に印刷されたものを貼りました。
光沢のないニスを塗って仕上げています。

第23回  野 草 展
と き:2006年11月20日(月)~11月26日(日)
    10:00~20:00(最終日は18:00まで)
ところ:花の店 野 草
    文京区千石1-6-17
    都営三田線千石駅A4出口から徒歩5分
    TEL 03-5395-0548
   ※23,25,26日の午後は会場にいます。
   その他の日は午後6時以降→ご連絡いただけるとうれしいなっ!

コメント (2)
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