「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

国民を守らない国“ニッポン”

2011年09月06日 15時59分58秒 | Weblog
 
今回、紀伊半島を中心に豪雨をもたらし
死者・行方不明者を会わせると100人を
超えるという甚大な被害を及ぼした台風12号

気象庁は、被害の峠を越えた5日の月曜日に
ようやく、今回の台風の説明を延々と始めた
被災者には何の役にも立たない事後報告だ

さて、政府の対応はどうだったのか
支持率60%以上の野田新総理は
台風が本土に上陸した時、SPを従え
呑気に、髪を切りに出かけていた
報道も、散髪屋が1000円だったことで
「庶民派総理」と好意的に紹介していた

だが、台風被災地では、正に
生きるか死ぬかの戦いの渦中だった
そして、台風が本土を抜け、北海道西部まで
進んだ頃、野田新総理は思い出したように
「生存者救出に全力を尽くす」

だが、仮に生存者がいたとしても
もはや手遅れの日数が経っている
全焼した家の残骸を前に「誰かいるか」と
言っているようなものだ

彼は「泥にまみれて仕事する」と言っていたが
新総理が人事の気配り、根回しに忙しい時
被災地では、実際に雨や泥と格闘していたのだ


一方、8月末に、アメリカ本土を
ハリケーン「アイリーン」が襲った
それが来ると判った時点で米国の
オバマ大統領はテレビで何度も
警告のメッセージを送った
「警戒せよ」「避難せよ」と

そして、大きな被害が出た東部地方へ
急ぎ駆けつけ、「復旧支援に、あらゆる
手を尽くす」と発表し市民を安心させた

この「危険への呼びかけ」被害に対する
迅速な対応こそが、本来のリーダーの責務なのだ

その責務の遂行を、野田新総理は見事に裏切ってくれた
大きな被害が予想される台風の接近にあって
政府は、そして総理は国民に何かを言っただろうか

危険への呼びかけを、気象庁とテレビ局の
“お天気お姉さん”任せにしていなかったか
危機の呼びかけを全てマスコミに任せている
もし某国からミサイルが飛んできても
国民は「NHKの放送」だけが頼りなのか

如何に演説が巧かろうが、国民に迫る危険に対し
実際の行動が愚鈍、もしくは皆無ならば
口先だけの男、リーダーの資格が無かった
と言わざるを得ない。これは、大きな
マイナスポイントだ

思えば、先の東北大震災・大津波の際も
NHKやマスコミが危険を知らせただけで
日本政府は、結果的に何もしなかった
そして、2万1000人の人命が失われた
その後の、原発対応も同じ無能、無責任
恐ろしいほどの愚鈍な対応だった

更に思えば、日本国民が不当にも
北朝鮮という犯罪国家に、拉致され
誘拐され、監禁されても、日本政府は何もしなかった
数十年経って、小泉総理が数人を連れ戻しただけで
それ以後は、誰も戻ってきていない


これが仮に米国で起きたなら、どうだろう
大統領本人が緊急にテレビでメッセージを流し
「大津波の危険があります。沿岸部の人は
 至急に避難してください」
「米軍全軍が避難支援と救援にあたります」
「軍の命令に従って、緊急に避難してください」
全米が騒然となる避難勧告をするはずだ

米国民が拉致された場合
大統領は間違いなく
大量の軍の特殊部隊を送り
まるで映画「ランボー」のように
全員を奪還するに違いない
国が国民を守ってくれる
その信頼が愛国心に繋がっているのだ


それを想像し日本を振り返ると暗澹たる気分に陥る

野田総理だけではない
日本の指導者は、そして日本政府は
国民を守ってくれない
ニッポンはそういう国なのだ

どうして、こんな国に、誰も異議を発しないのだろうか
どうして、国民は初めから諦めの姿勢なのだろうか

こんな状態が続けば、きっとニッポンは滅びる
そして未来の歴史の教科書に、次の記述が載るだろう

「昔、朝鮮半島の東、太平洋側に
 大陸の防波堤のような格好の
 三日月の形をした長細い島があった
 その住民は、自らの月の島のことを“日の国”と呼んだ
 一時は繁栄したが、皆がエゴと名聞名利に走り
 尚且つ、指導者が国民を権力維持の道具にし
 その人命さえ守ろうとしなかった為、やがて衰退し
 時を同じくして、太平洋プレートの地殻変動で
 海中に没したのである。今はその痕跡として
 当時は“富士”と呼ばれた山の頂上の一部が
 太平洋上に小さな島として残っているだけである

 島の水没は、時の権力者側は予想していたことだった
 しかし、“住民がパニックを起こす”ことを理由に
 公表はされなかった。そのため、数千万人という
 住民の命が失われた。因みに、生き残った僅かな人間の
 ほぼ全てが、権力者側の人間だった…」
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 汚染物質の最終処理施設は「... | トップ | ♪ タバコを値上げするのは、... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事