「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

所用で札幌へ

2014年11月26日 10時04分39秒 | Weblog
 
ちとした用事で札幌にいく
5月の父の納骨以来だ
今回はカミサンは同行せず一人旅だ



用事はアッという間に終わってしまった
日帰りでも良かったのだがホテルを予約していたし
お金も払った後だったので、ホテルのある中島公園に行く



年代ものの建物の交番を発見
警官が勤務している
現役なのだ
歴史を感じる
実に興味深い


ホテルは薄野のはずれ
ラブホテルが隣接している
環境がいいとはいえない

夕方、ホテルの人から聞いた
居酒屋で食事をした





東京ではなかなか食べられない八角の刺身などを食す




飲みながら、フッとホテルを出た時の光景を思い出す

年老いた風采の上がらない男が軽自動車を運転している
後部座席にはあか抜けない田舎風の若い娘
軽自動車がラブホテルの裏手に停まると
若い娘はサッと降りて裏口に消えていく
運転手の老人はハンドルを切り
元来た方角に走り去った…

売春だ

以前の僕なら、その光景を見て思うことは
若い娘の容姿の判別や、その値段の予想や
性的興奮、そして“買う”算段だったかもしれない

だが、故郷・札幌で一人飲んでいた僕が思ったのは
“言い知れぬ不幸”を垣間見てしまったということだった

若い娘が金のために身を売る不幸
その不潔と愚かさに
いつか自分を許せなくなり
激しく自分を否定し恨むときがくるに違いない
自己否定はも最大の不幸だ
その不幸の原因を自分で作ってしまっているのだ
なんとも悲しい

また、その娘を運ぶ仕事をしていた老人

働き場がなく、止むを得ずやっているのかもしれないが
愚かさと不幸の連鎖に関わり、悪の手助けしているのだ
「食うため」という、実に現実的な言い訳をしながら…

売春で得た金の多くは、暴力団に流れる
正しくない行為手得た金は、社会を汚す

生涯、そんな汚れには加担しないし関わらない
故郷・札幌が、清潔な社会になってもらいたい

一人飲みながら、そんな風に思ったのだった


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