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福島原発で働く東電社員と関電工などの
下請け会社社員が、実に劣悪な環境で
働いていることが明らかになっている
作業員は常時400人ほどで
約1週間おきに労働を交代
作業時以外は、原子炉建屋から
数百メートル離れた「免震棟」と
呼ばれる建物を拠点にしている
食糧などが入手困難な状況で
一時は1日あたり1人に提供される
水の量は「1・5リットル入り
ペットボトル1本」
水はその後改善されたが
食事は朝、夜の1日2食で
朝食は非常用ビスケットと
小さなパック入り野菜ジュース1本
夕食は「マジックライス」と呼ばれる
温かい非常用ご飯1パックと
サバや鶏肉などの缶詰1つだけだという
下着など衣服も不十分で「着替えも難しい」
免震棟内は暖房が入っているとはいえ
夜間は毛布1枚づつしか与えられず
底冷えする中で眠っているという。
固定、携帯電話ともつながらない状況で
「作業員らは家族との連絡手段も断たれている」
トイレの水は確保されているが
「手洗いには水が使えず
洗浄用アルコールを用いている」
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そんな劣悪な環境で働く東電&下請け会社社員を
東電幹部は何故そのままにして置くのか
何故に人員と食料などの物資を投入しないのか
テレビの会見で武藤栄・東電副社長は
「~でございます」口調の、いかにも
エリート然とした物腰だが、現場の
劣悪な環境を知らないのか?
それとも、知っていて何も手を下さないのか
この未曾有の事故の処理を
下級社員と下請けに押し付けて
なおかつ、食料も満足に与えない
東電幹部の体質に激しい憤りを感じる
武藤副社長のエリート然とした口調に
その体質が現れているようで
彼をテレビで見るたびに
嫌悪感を覚えるのは僕だけか
今週号のアエラによると, 廃炉にしたくないがために、海水注入を送らせた張本人が,武藤副社長。
東電内では, 原発に関してたとえ社長や会長でも彼には口を出せなかったと書かれている。
現場で命令し, 指揮をとった張本人のくせに, 記者の突っ込んだ質問に対しては, 「手元に資料がないのでわかりません」と繰り返していた男。
それにこの男はウソをつきである。
電源車が機能しなかった理由について, 冠水していたためと説明したが, その後電源車のケーブルの長さが足りなかったことが判明している。
記者会見のときの周りを窺うようなおどおどした目を思いだすが, 彼は東大工学部出の原子力工学が専門の技術屋である。
今回の震災のとき, 菅総理が視察した折も, 事実を報告しないで, ウソをついている。
自分が命令してやったことなのに, 記者に質問されると「事実関係は確認させていただきます」と自分の責任を決して認めようとはしない。
記者が「あなたが現地で指揮をとっていたときのことですよ。なぜ記憶にないのですか。」と問い詰めると, 「記憶につきましては, 記録をもう一度しっかり整理して確認したいと思います」とまるで役人である。