「今日、我が家にレディー・ガガが来る」
そんなことを近所で言いふらし、皆が集まって
来たのはいいが、そんなスーパー・スターが日
本の、それも一般家庭に実際に来る訳が無く
第一、彼女はヨーロッパで公演中だ
「とんだ嘘に騙された」と皆が帰っていくが
こんな嘘はあまりに荒唐無稽、常識外で、信じ
るほうが馬鹿。訴えたところで却下されるのが
オチだ
だが、この嘘が「ありそう」な事で、それも
発表したのが日本の有名テレビ局なら…？
５月４日に放送された日本テレビ系のバラエテ
ィー番組「芸能★ＢＡＮＧ＋」で、オセロの中
島知子と同居していたという、あの占い師の女
性が「間もなく出演」というテロップを流し続
けた。それに“引っ張られ”視聴者は日本テレ
ビをつけ続けたのだが、結局、問題の占い師は
登場しなかった
こんな“騙し”は許されないと、大勢の視聴者
は抗議し、放送局の飼い犬のナンチャラ放送機
構が仕方なく「まあ、騙しとはいえないが不適
切では…？」という結論を出した。それを受け
て日テレの大久保好男社長が先日「演出にして
は過剰過ぎたと思う」と…
「騙し」「嘘」を“過剰演出”という言葉に刷り
変えたのだ。まるで“売春”を“援助交際”とい
うに等しいが、言葉で誤魔化そうとしても皆は
“騙されない”。あれは「嘘」だ
トップが嘘を曖昧にすれば、組織自体が「なんだ
かまわないのか」と、更に堕落する。坂道を転が
るように悪の雪だるまは膨れ上がるのだ
この手の誤魔化しは野田総理もよく使う。つまり
「絶対増税しない」と言っていたが、その口で
「増税する」と翻したことを指摘されると「言葉
足らずで誤解を与えた」と…。「増税しない」と
思ったのは、まるでこちらの勘違いのようなすり
替えだが、“選挙民は騙されない”
天下の放送局の社長も、一国の総理も、この国で
は視聴者や国民は、詐欺師のようなすり替え言葉
で「誤魔化」せば“納得させられる”と思ってい
るらしい。まるで幼稚なマンガ並みの思考回路だ
「嘘」や「騙し」が横行する組織は、既にドブの
如き悪臭漂う最悪の状態なのだが、それも彼らは
気付いていない。鼻がバカになっているのだ
オリンパスの元社長もしかり、某大手証券会社も
しかり、ＡＩＪの浅川和彦社長しかり、東電・関
電、その他エトセトラ…
彼らの頭の回路はどうなっているのか
また、そんな頭の人間を社長にする会社、総理に
する国は、一体、どんな構成員で成り立っている
のだろう
この「日本のトップ事情」は、是非とも世界七不
思議に登録して貰いたいが、その前に正直に言っ
ておこう
「我が家にレディー・ガガは来ません。たぶん…
永遠に」
念のため
わかっとるわいっ！
