「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

不幸の原因

2012年03月24日 00時00分14秒 | Weblog

食べかけのミカンを、皿に乗せラップを被せた後に
冷蔵庫にしまった。数時間後、残りを食べようと思
いラップを外すと、ミカンはカラカラに乾いていた
被せたはずのラップがめくれ、密封されていなかっ
たのだ。自分では「やった」つもりだったが、実に
いい加減な処置だったのだ。ミカンは乾燥し食べら
れたものではなく捨てるはめになる。後悔しきり


携帯用の保温ポットに焙じ茶を注ぎ、キチンと蓋を
した後に鞄に入れ、外出した。駅に着いてお茶を飲
もうとポットを出すと、本体と蓋の間からボタボタ
と茶が漏れている。驚いて鞄の中を見ると、漏れた
茶で書類が水浸しになってしまっていた。昨夜、遅
くまでかかって仕上げた原稿が台無しだ。落胆と共
に、保温ポットの欠陥に腹が立った。メーカーにク
レームの電話を入れようと思いながら、ポットの蓋
を開けてみた。すると…蓋の中に嵌っているゴムパ
ッキンが半分外れている。キチンと嵌められていな
かったのだ。ゴムパッキンは毎日洗い、その度に嵌
めるのだが、それがいい加減だったのだ。メーカー
のせいではなく、自分のミスだったのだ。後悔…


人生においても、こんなミスがあるように思う。自
分では「精一杯やった」「キチンとやった」つもり
だが、実はそうではなく、些細な手抜きミスをして
いたのだ。その些細な綻びが原因で、仕事や生活な
どで、決して小さくない失敗を引き起こしてしまう

その綻びは、失敗した後で気づくことが多い。失敗で
学習し、人はミスを克服していくのだが、何度も同じ
失敗を繰り返す人もいる。その人たちには、ある特徴
がある。それは、ミスを他人のせいにすることだ

「仕事が巧くいかなかったのは、…のせいだ」
「こんなに生活が苦しいのは…のせいだ」
「不幸せなのは…のせいだ」
「頑張っているのに状況が変わらない」etc


全てが「自分のせい」とは言わないが、失敗や不幸の
殆どの原因は、自分の「些細な手抜きミス」のように
思う。台無しになった水浸しの書類を見ながら、そん
なことを思ったのだった…
コメント (2)
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