ひと昔前、「誠意」をウリにして笑いを
とっていた某タレントがいた
皆は、彼が「誠意」と言う度に苦笑した
それは、言葉とは裏腹なものを感じ取ったからだ
事実、その後、彼は不誠実な行為で裁判にかけられた
彼のおかげで、一時期、「誠意」という言葉が
軽くて不誠実な逆なものに感じられたものだ
さて…
昨今、何かというと「絆」という言葉が使われる
今年からマリナーズに移籍した岩隈が、家族との結びつきを
強調するあまり、この言葉を多用し、グローブにまで刺繍し
誰もが彼の家族思いを信じたが、浮気が発覚して
「絆」という言葉が、なんとも軽いものに感じてしまったが
それと似たような感覚が、最近の「絆」にも感じてしまう
それは何故か
使っている人種(主にマスコミ)が「浅薄」だからだ
その言葉を口にする人間のレベルに応じて
言葉の価値は下がり、また上がるのだ
だから、どうかお願いする
「正義」とか「信頼」とか
「人のため」という言葉を
政治家たちは使わないでくれたまえ
君たちがそれを口にした瞬間に
言葉は逆の意味となるのだから…