「へンくつ日記」

日常や社会全般の時事。
そして個人的思考のアレコレを
笑える話に…なるべく

カンニングで逮捕に怒る茂木健一郎氏

2011年03月04日 07時18分23秒 | Weblog
 

入試問題を流出させた仙台の予備校生が逮捕された
一時は、「もしかして自殺…?」という不安もあったので
保護はして欲しいという気持ちはあったが
いくらなんでも逮捕はやりすぎだろうと思った
カンニングで逮捕は前代未聞だ

さすがに警察も気が引けたのか
3日の深夜に異例の「逮捕理由」会見を開いた
「社会的な反響が大きかった」から…と

マスコミも連日このことを取り上げた
まるで“逃亡する連続殺人犯”のように

このことで、あの脳科学者の茂木健一郎氏が
大学側やマスコミに怒りをあらわにした
「彼に必要なのは警察ではなく
 心療内科のカウンセリングだ」
「京大はただちに被害届を取り下げるべき」

マスコミに対しても容赦ない
「京大入試問題を一面に選んだ理由が
 リビアよりも京大のほうが
 日本にとって重大だと本気で考えた結果なのか
 もしくはただゴシップとして
 販売促進を狙っただけなのか
 後者なら、もはや日本の新聞は
 ただのゴシップ誌」と…

全面的に“同意”だ
確かにカンニングは悪い
それによって彼の将来に大きな影響
例えば、京大などから大学受験が
拒否される可能性や就職も厳しくなるだろう
けれども、彼は取り返しのつかない
殺人などの犯罪を犯したわけではない

それを、いい大人が総攻撃している
今回の報道を「やりすぎ」と非難したのは
僕の知る限りコメンテーターの室井佑月氏と
茂木先生だけである

2月26日にもマスコミの体質に触れたが
日本はなんだか全体が“変”だ
これは昔から“正邪”“善悪”の基準を
曖昧にしてきた結果のような気がする
そして“馴れ合い体質”が成長を妨げ
“子供社会”から脱していない為のような気がする
小学生あたりが、ちょっとしたことでギャーギャー騒ぐのと
いまのマスコミの何処が違うのか…

創立者は「社会は人間が創り上げた有機体」と

自分を含め、その社会を創る
一人ひとりが問われている
日本人には哲学がないといわれる
悲しい限り、なのだ
コメント
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