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絵画鑑賞記「第55回光陽展・広島展」(9)

2007-07-03 12:45:10 | 怒素人的美術蘊蓄録
<添付画像>:第55回光陽会出展作品、『記憶』・・


<作品の紹介>

 作品番号: 41
 作者氏名: 川 島 鋭 政 (会員)
 作品題名: 『記憶』
 住  所:  岐 阜



 キャンパスに拡がる「赤」、たまらなく綺麗な赤色、、、。

 キャンパスを引き締める「青」、大好きな青色、、、。

 絵画全体のバランスを構成するに必要な、しっかりとした基礎構造物に感ずるは、なぜか左から下にかけて配置された限りなく黒に近い「濃紺色」・・・

 この濃紺色の部分あるからこそ作品全体は引き締り、且つ作品の品性品格を感じる!

 モチーフに、番傘を取り入れておられるから面白い。 

 こうしてみれば、番傘の骨組みは複雑にして整然とし、整然としつつ幾何学的模様入りこみ、観れば観るほどに「精工にして緻密」な模様となっていることに気付く、、、。

 コノ赤色、コノ青色。 コレラの赤と青のバランスの良さ、組合せの良さには、すなおに「うつくしい」という気分になれるから、単純に、喜びなるものこみ上げてくる、、、。

 そして、作品拝見したのち何日考えても理解できない「謎」、あり!

 謎とは、何故に「記憶」という作品名になるのであるか、、、。


   <・続く・・


<付記>:
 A)連載中、前回記事はこちらから入れます・・
 B)「光陽会」公式ホームページは、こちらから・・