Cafe & Magazine 「旅遊亭」 of エセ男爵

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気儘な旅人の「三文オペラ」創作ノート

絵画鑑賞記「第55回光陽展・広島展」(19)

2007-07-28 07:15:25 | 怒素人的美術蘊蓄録
<添付画像>:第55回光陽会出展作品、『刻-07』・・


<作品の紹介>

作品番号:  9
作者氏名: 加 藤 正 男 (委員)
作品題名: 『刻-07』
住  所:  岐 阜



 漆黒を背景とし、黄金色に輝く「静物」の描写のディテールはすばらしい。

 貯蔵可能な野菜や穀物に、鳥足のオーブン焼きを連想する食材一式は、黄金色の単色に統一された結果、なぜか食欲をそそる「実りの色彩」になるから不思議である。  「Cafe & Magazine 旅遊亭」の『回想・バルセロナ長逗留』に掲載している「パスタのオブジェ」のイメージを、連想する、、、。



 絵画芸術とは、その絵画作品に描かれたモチーフを通し、その向こう側に見えるものは何か?を、連想させるチカラあり、、、。

 この絵画の題名「刻-07」から連想するものは何か?

 我輩の場合、時代は中世、欧羅巴大陸における、金持ち貴族の食卓である、、、。


                 <・続く・・>


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