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絵画鑑賞記「第55回光陽展・広島展」(18)

2007-07-25 15:45:45 | 怒素人的美術蘊蓄録
<添付画像>:第55回光陽会出展作品、『舞』(染色部門)・・


<作品の紹介>

作品番号: 78
作者氏名: 古 賀 文 子 (会友)
作品題名: 『舞』
受賞名:  会友秀作賞
住  所:  福 岡


 「光陽展広島展」回想録なる先日記事に続き、本日も「染色部門」の作品をご紹介したい。

 会友・古賀文子氏作「舞」・・・

 作品の題名「舞」から連想するは、新体操種目のリボンの舞か?はたまた天女の羽衣か? リボン? はたまた羽衣的な質感は、軽やかにて空中に浮き上がっているかのごとく表現されている。 リボンの周囲は草花であるか? いすれをとってしても、画面を構成する「構図バランス」は素晴しい。

 卓越した染色の技術により発色可能となる「色彩バランス」の美しさ、みごとである。 (作者のイメージによる)架空の光線により、空に浮かぶ「リボン」の反射光線による「色彩変化の表現」は完璧にて、意図されたモノの全て、十二分に鑑賞者へ伝わってくる。

 しかし、染色の技術的な事となると、さて?

 「・・・?」

 「サッパリ解らない!」

 そうなんです。 絵筆を以ってして「油彩画」を描かれる絵画作家の作品創作作業は複雑にて、我輩の友人の画家から「創作作業の至難さ」について時折聞き及んでいる。 さて、これが染色部門となると、如何なる創作過程を踏まえるか? その至難の技は、我輩の想像を絶するものなり、、、。

 以って、
 作品完成までの染色知識ご経験と芸術的感性に対し、畏敬の念あり、、、。


 <・続く・・>


* 連載中第55回・光陽展」出展絵画鑑賞感想記事の(前回掲載記事)へは、こちらから戻れます・・

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