Cafe & Magazine 「旅遊亭」 of エセ男爵

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気儘な旅人の「三文オペラ」創作ノート

ジャワ島に伝わる「宮廷ダンス」

2006-09-20 09:38:50 | インドネシアとバリ島の話
バリ島の舞踊と、どう違うのか?

ジャワ本島に住まう人たちの95%は、イスラムで、
バリ島の人たちの多くは、ヒンズー、、、

でも、よくわからなくなるのです。
なぜか、
それぞれの古典舞踊、さほど違いなく、変わらないのでして?

<上記、飴風呂記事より転載>
(原記事: 2005-03-02 伝統的宮廷ダンス テーマ:エセ男爵・東ジャワ紀行)

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PS(回想と追記):

 原記事の投稿は、ブログを始めて1ヶ月。初心者にてBlog記事内容はいたってシンプル(Simple)。
 Simple is best!? とはいえ、如何にも心もとない!
 よって、本日転載投稿にあたり少し加筆する。

 ジャワ島文化の歴史をみるに、古くはインドに源流があるようだ。例えば、マヤーナ物語に代表されるヒンズー教にまつわるものをして、古代ジャワ島の人々を目覚めさせた文化の全てのようである。そののち、中華系商人たちの出入りがあり、おのずと仏教が伝わる。さらに中世後半になってイスラム系商人の出入りが頻繁になる。イスラム世界の商人たちは(無節操に?)現地人と婚姻を繰り返し、血を交え、かくして父方の宗教が踏襲され、数世紀もの歳月をかけてイスラム化されていったか。

 オランダ統治は(現在から遡ること)約400年前から始まる。
 想えば不思議?にも、オランダ統治領には現地人との混血が少ない。オランダ人シーボルトと日本人妻の間に授かった混血児?=日本発の女医?「イネ」の存在は如何に?否、シーボルトはドイツ人であったそうな・・・ 当地インドネシアに於いても、青い目をした西洋人混血は未確認である。が、そういえば一人存在する。我輩の知るドイツ人とのクオーター (Quarter)。ご尊祖父がドイツ人大学教授の若き美女はスラバヤに約1名存在、地元テレビ局に勤務する才女である。これは、歴史の流れと何ら関連性はない。オランダ人の残した唯一の遺産は、今総人口の約1%にも満たないキリスト教人口であるか。となれば、やはりインドネシア人のキリスト教への教化の所業か。この比率からして、本気で布教していたとは思えない。約350年に及ぶ統治時代に、オランダ人の残したものは皆無である。「お見事!」としか、言いようがない。台湾朝鮮半島を始め、満洲に多くの痕跡を残した日本人。小さな親切、大きな迷惑となるか?19世紀型帝国主義を引きずった先の大戦即ち大東亜戦争時代に於いて、日本人の原住民に対する親切は、今となって「お節介」であったか。現代に入ってからも尚思い出せば、日本国旗に火をつけ焼き払うほどに大迷惑であったのか?大虐殺の作り話をしなければならないのか?しかし当地インドネシアに於いては、終戦後にも心ある日本兵は地元独立運動家達に知恵と力を貸し、オランダからの独立戦争に寄与したことが伝えられ、「日本の兵隊さんは頭がよく多くを教わった」等々、良き日本人のイメージは言い伝えられ、今日に至る。
 かくして20世紀、広くアジア諸国に残された日本人の遺産とは、何か?
 今の我々に伝えられるているものは「悪しき日本人の所業」しか、伝わってこない。しかしながら実際にアジア諸国を歩いて見聞きすれば、伝わってくるものは日本人の善行も良き評判も数多く存在する。
 今から、21世紀の歴史の語るところであるから、未だ結論は見えないし、今後の修正と補填により、如何様にも歴史は塗り替えられる。以って、急ぎ焦り結論を出す必要もない。

 話しを宮廷舞踊に戻す。
 ジャワ島宮廷ダンスに観る舞踊作法は、いかにもヒンズー系である。当地東ジャワ州には、当時のイスラム勢力に押され、東ジャワ山奥に逃げ込み、ひそかに生活していた名残は、今尚遺跡として残る。さらにさらに制圧され滅んでいくけれど、ある部族はバリ島に逃れた。現在は観光地となったバリ島に於いてジャワ島ヒンズー文化は再度花開き、さらに滅んでいく。
 現在に伝わるバリ島の舞踊の所作と衣装を、この画像と比較すれば、我々素人の目から見ればほとんで違いはないものの、こうして比較すればバリ島の衣装の方がきらびやか、且つ、派手すぎる。ジャワ島の宮廷ダンスは、しなやかに感じる。添付画像はインドネシア共和国東ジャワ政府観光局からの引用である。

<続く>

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(またもや舞踊の話題から強引に歴史の話に転じてしまったのはエセ男爵流の悪癖なり、、、。ひらにご容赦願いたい・・・)