Cafe & Magazine 「旅遊亭」 of エセ男爵

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気儘な旅人の「三文オペラ」創作ノート

冬の動物園

2006-09-21 21:24:15 | つれずれ紀行
 かれこれ一年半前に書いた記事。実のところ書いた当時、現場には足を運んでいない。記事は7年も遡っての回想記である。昨年亡くなった父の十分に元気だった頃、ようやく現役を引退し郷里に帰って間もない頃の出来事である。日課となっている毎朝の新聞に目を通していたオヤジは突然何を思ったか、我輩に向け、
「まだ、一度も動物園に行っていない・・・」
と、のたまうではないか!
我輩は即座に反応し、
「たわいもない事、さっそく今から連れて行ってやろう!」
と、ささやかな親孝行を試みる。
30分後に自宅から両親を連れ出し、車で山道を走って約45分。安佐北区の山奥に繰り出した次第である。その時の「大ねずみの檻の前」の記憶を思い起こし、書きしるした。当時の動物園内は紅葉真っ盛り!オヤジを伴って「動物園訪問」の記憶は今も尚、我が脳裡と瞼に焼き付いてはなれないものは、動物ならず庭園内の紅葉織成す美観のみ。
すなわち当時の動物園訪問は、年老いた我がオヤジ殿に動物を見せに行ったわけではなく、紅葉を見せに行ったわけであるから、たぶん、時節は10月の下旬のはず。つまり、この記事はブログをはじめた頃の2月に書いたから、「冬の動物園」というテーマは全くの作り話。しかしながら「大ねずみのピラミッド」は、現実事実の話である。この頃の我輩、如何していたか?思い起こせば長かった7年間、ちょうどハンガリーでの契約仕事を終え、郷里に帰ってぶらぶらしていた頃である。

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<引越記事本文>

2005-02-20
冬の動物園
テーマ:ブログ
二月に入り、たまたま広島安佐動物園に行ってまいりました。
野外の檻に入ったまま放置されている動物が如何に少ないかを「実感」しました。
でも、いた。
野外に放置されている動物が、、、。
南米ブラジルで見た「大型ねずみ」(正式名称記憶なし!)です。
体長3~50センチか?、子豚くらいの大きさのリまるでスを大きくしてリスのオッポをちょん切ったような、ねずみに、似つかわない動物です。
この連中、寝床があるのですが、ほとんど全員?、我々家族が訪れた午後の早い時間帯には寝床から出て、逆に我々を眺めているのです。
その姿が面白い、、、。
同じ檻に集団で入っているのですが、何と、まるでチアーリーダーの積木のように、集団が下から順にそれぞれ背中の上に乗っかり、三角形を形成しています。
一番下が10匹ぐらい、その次2段目が7~8匹、3段目が4~5匹、4段から5~6段くらいまで積み上がり、一番上に2匹が乗っかっているではありませんか?
良く観たら、その集団積木のねずみの廻りに2~3匹、積木に加わっていないネズミがいる。
どうしてそうなったか?
一瞬考えましたが、どうも、積木になって重なっている集団の為に、見張り役をやっているのではないであろうか?と、おもいました。

間違いなく連中は、積木状態に積み重なり、互いの体温で互いを暖めつつ、寒さをしのいでいるのです。

誰かが考え、そして皆で積木を作ろう。
でも、誰がリーダーになって?、いつごろから?、この方法を編み出したのか?
今でも不思議です。
そうだ、春先にもう一度行ってみよう。
もし、積木をしていなければ、やはり暖房目的であったに違いない?、そう、でしょう。
そう思いますが、
確認したくなりました。
もう一度、4月に行きたくなりました。
必ず行きます。

<-完->

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PS:そう、あれから10年経つか。。その後、安佐動物園には足を運んでいない・・・