まるさんかくしかく〇△☐Ⅱ

雑感・雑記・日記

0414 サムライ?忍者?武士道?

2017-04-14 20:59:59 | 雑感

ケント・ギルバートの著わした「儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇」という本が売れているらしい。新聞の広告欄、面白そうに書いてある。

ご本人の言葉らしいのが添えられている。
<21世紀の『菊と刀』を書きました。全く新しい「日本人論」を展開したつもりです。>とある。

日本は武士道の国であるとも書いてある。その真偽はともかく団子三兄弟のように似たような顔立ちでありながらちょっとずつ違う三国の国民性に決定的な違いをもたらすものがあるのだととすれば、それにはちょっと曳かれる。

秦の始皇帝が焚書坑儒を行い、漢の時代に儒教が官学になったのだとしたら、その根強さは底知れないものがあると思われる。
法治主義の厳格なルールで儒者を生き埋めにまでしてしまう法家の厳罰主義に対して、儒家は徳治主義による統治論を唱えたとされる。

でもま~、どんな主義主張・宗教・学派にしたって、他を潰す挙に出ては、どれも行き過ぎてゆく宿命を包含する。
また、経済的な欲望も、征服願望も、イデオロギーと同様に一人歩きや拡大解釈を伴った行動へ突き進むことがある。
そのどれもが、行きつく先に「どん詰まり」が待っていることは誰しも薄々には気付いている。なのにそこへ蓋をして持論を温める。そして戦ってしまう。

侍なんかに誰もがなれたわけも無かったんだろうけれど、日本人には武士道精神が流れているという。大和魂という言い方もある。
ちゃんと考えても来なかったから、あまり、意味がわかんない。

この本の広告には「公害大国を生んだ中国の発想」という文も記されているが、公害は日本にして激しいものがあったし米国でも当然ながら日本より先行して公害問題と戦ってきたはずだ。
その意味では、欧米とりわけアメリカが果たしてきた経済至上主義などによる「負の拡散」も視野に入れないと語り尽くせない筈だろう。

折しも、ベトナム国籍の小3女児が殺害された事件で保護者会長が逮捕された。変な奴はどこにもどの国にも居るものだ。
しかし毎日毎日、殺人事件のニュースが繰り返し報道される。

武士道一つ取ってみても、戦国時代なのか江戸時代なのか、はたまた平安・鎌倉ではどうなのか分かりはしない。
私が小さいとき、TVで北条時宗の時代劇ドラマがあった。「攻め来る蒙古10万の敵を懲らして・・・」神風が吹くみたいな。

日本人が良き国民性であると思っている。けれど油断したらあっという間にグダグダになってしまう。
とはいえ強い規制でも、既成事実だけを守っていても、破壊と制覇だけを目論んでも、どこかの大国たちのように「欲」をベースにしているのなら、歪みだけが蔓延してゆくことは歴史の数々が見せてくれている。

血の通った日本人を生きているのだろうか、自分・・・。

老子と孔子無形の杖ゆるいつながり/対立を生む強い緊縛主義/】

若いときのケント・ギルバートって語り口も顔立ちも爽やかだった。弁護士だったりアパート経営なんかもやってたみたいだった。
今、トランプ推しみたいなのはともかく、顔つきがね~、加齢のせいだけじゃないんじゃない?と思うほど変わった。

 

++++++++++++++++++武士道?+
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2022.3.27 武士の時代は平安末期辺りからだろうか。軍部のクーデターみたいなものとみれば現代にも遺る忌まわしさ。


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