まるさんかくしかく〇△☐Ⅱ

雑感・雑記・日記

陣馬山

2022-03-24 15:47:45 | 小さな旅の思い出

陣馬山には何度か行った。だが、記録が乏しいのに気づいた。

一番新しいところでは2018年の1110。紅葉時期もあって山頂は混雑していた。鍋を持参して宴会の人もいれば、私と友人は原っぱの僅かな隙間で小さく合気道の練習。帰りは陣馬高原下まで歩き下って蕎麦を食いたかったが下山客で満席、バスの発車までの僅かな時間で生ビール一杯にはありつけた。

和田峠まで一人で車で行き、少しの時間で頂上へ歩いたこともある。晩秋のころだったと思うが、野生猿が路の左右に群れており、眼は合わせないようにして気持を強く持ち、殊更堂々と歩いたことを覆えている。藤野方面から峠につき、帰途は陣馬高原下までも舗装道路だったと思う。バス停もあったか。路線バスが走れるような道。そんな記憶、とにかく昔の話。

もっと前、子供が小さかったころ家族4人で正月2日に上がったこともある。雑誌、山と渓谷だったかあるいは別の何かだったかの記事を参考に、元日の御来光を外し"静かな山を楽しむ"という趣旨に賛同。小屋もあいていないし売店も閉じた山頂。今はどうなのだろうか。

当時は和田峠の管理小屋におばちゃんが居て、駐車料金をとっていた。峠から山頂までは20~30分程度のもの。津久井城山よりも多少短いか。人気の少ない陣馬山は、それはもう良い山だ。わずかな道程とはいえ標高855m弱。高尾山より250m程高く、山らしさの度合いは少し違って来る。頂上間近になって見える白馬の像は一寸したご御褒美。吹く風や雲中の中に居るようなガスの流れは体を冷やしていく。

記憶の中の陣馬山とは裏腹に、陣馬山の径は長く感じた。山頂近くに広がる瑞々しい黄葉(こうよう)もまた来た甲斐ありというもの。小さな瓶ビールを友と分け合って飲んだ後の下山路も長い感じがした。爺さんになり前へ進むべき足ものんびりしがち。若人は普通に我らを追い抜いていく。混雑の山だったが、その日は土曜日。混むわけだ、平日がいい。

こうした思いを噛み締め乍ら歩く山は、これはこれで楽しいと思った。枯れた山行だと思う。背伸びはいらなかろう。


+++++++++++++++++++陣馬山 +

2022.3.24 高尾山から陣馬山まで3H、陣馬山下まで1H。道は割合平坦とか。高尾山口から6H~7Hで行ける感じか。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« フロントガラス凍結(車の凍結 | トップ | 0325 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

小さな旅の思い出」カテゴリの最新記事