まるさんかくしかく〇△☐Ⅱ

雑感・雑記・日記

0706 誰のお陰?

2018-07-06 15:50:19 | うちのカミさん

旅に発つ日の雨は気分的に辛いものがある。我が家に帰着する日が雨というよりも行動が重く鈍くなる気がする。

北海道へ向けて始発電車に乗車する0628早朝、曇り。北海道旅行中は概ね雨の予報だった。この時期としては太平洋高気圧が異常なほど張り出して前線を押し上げ、東北から北海道にかけてが雨模様、のはずだった。

結果から言えば、傘無しではいられなかったのは0702に帰着するまでの5日間のうち、0702の昼前からの数時間だけと言っても良いくらい。

雨は0701にもしっかり降ったのだが、カミさんの友達の旦那が運転する車の中だったり、0629箱館~札幌のスーパー北斗車中などの雨降りであって傘は差すことが無かった。
0628の晴れのあと宿の駐車場に着いた16時ころザーッと降り出したが、何十秒かの小走りで館内へ。翌朝は雨だったがそれも上がって、降ったり止んだりのタイミングが良かった。

私は晴れ女!そう言い切るカミさん。
初日の箱館は曇から晴に変わって、湿度は高く暑かったが天気に恵まれたのだ。札幌藻岩山の夕照の時間も、夕張に向かう高速バスの時も晴れたのだ。その度に私の方に向き直ってカミさんがギャグめいて言う。「誰のお陰?」。

斯くして、北海道は美味しい塩ラーメンから始まって、珈琲も海鮮も夕張メロンも、幸福の黄色いハンカチ記念館も、面倒な傘の開けしめが殆ど無なかったのだ。
傘を差したといえば、ファーム富田で狭霧のような雨も降り、傘無しで歩いていたらカミさんの友達が見かねてビニル傘を買ってくれた。250円だというラベンダー色の小さな傘はプレゼントというのですぐに差したが、実は私の釣り用ベストには折り畳み傘が控えていた。カミさんの折り畳み傘の骨が壊れたのでカミさんに渡したが、山歩き経験者の私には、傘無しでOKの降りだった。(その傘は今も我が家の玄関にあり、やや時期の早かったラベンダーの紫色を思い出す。)

新千歳空港に向かう快速エアポートの列車待ちのため小樽の街を傘差して歩き、歩き疲れて入った“小樽バイン ”。
ここでは雨降り故のゆったりとした時間の流れをカミさんと楽しめた。
こういうのもいいね、と言葉を向けると... 微笑みながらふたたび、『誰のおかげ?』。

初めての北海道(道南)/】
※屈託のないカミさんの言動に一寸イラッときたりもするが、それでも、それで救われていることの何と多いことか。


++++++++++++++++++誰のお陰+
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2021.7.6 旅先での美味いものはハッピーだが、歩き回った先の好もしい空間で傍らに珈琲、ほ~っとする。良いものだ。