「ご飯は余りもので食べよう」というカミさんの顔を見ると、顔面筋肉が溶けたように表情がうすい。何か食べに行こうかと誘うと「幸楽苑」と答えが返ってきた。スープが飲みたいという。疲れた時のカミさんは、塩分の強いスープを欲しがるようだ。そういえば餃子無料券付きのチラシがあったっけ・・・。
たしかに、温かい汁物としても楽しめるラーメン系は、充足感が沁み渡ってくる時がある。今日はそれだった。私は大盛をたのんで餃子。ホカホカ暖まる。以前ほど食べなくなったが、ラーメンは時々無性に恋しくなる。
帰宅して19時過ぎる頃、カミさんが熱を測ると36.8℃だった。平熱が低めだから、これでも彼女としては熱高め。
毎日の寝不足もあって、カミさんは頭もまわらなくなっていて、ガスコンロの火の消し忘れが今日あった。
紅茶を飲もうと湯を沸かし、サーバーに湯を入れはしたが火を消し忘れたのだ。火を消すことが飛んでしまった状態だ。
気持ちが急いていたり、締切が迫ったり、気持ちが浮いてしまうと「飛ばし」や「判断ミス」や「(思いもよらぬ)行動ミス」が出てくる。急いでも到着時間はさほど早くならないのは車の運転と同じ。
「自分の気持ち、浮いているな」と気がついたら、動き方をギアチェンジしよう。
高齢化しつつある私ら夫婦も、おっちょこちょいなボケ具合が増えてくる。動きはゆっくりでも殊更丁寧に確実に、歩くように行動することを心掛ける。心の中で「アンダンテ、アンダンテ」と自分に語りかけながら・・・。
熱を測り終えたカミさんは布団を敷いて「寝ちゃおうかな」と言う。その方が良い。不足しているものは、可能な時に補った方が得策。
そういえば、私の母も言っていた。「寝不足は脳みそを削る鉋(かんな)」と。
【老後生活/若くても睡眠不足は大問題/マインドフルネス/睡眠負債/】
++++++++++++++++アンダンテ+
2020.11.14 なんなら、ラルゴでも。