尖閣問題-外交部/環球時報

「中国、安倍首相に反発　困難「日本が作った」
2013/1/11 19:45

　【北京＝島田学】中国外務省の洪磊副報道局長は11日の記者会見で、安倍晋三首相が尖閣問題を巡る中国の対応を批判したことについて「日本は現実を直視し、誠意を持って適切に問題解決を図るべきだ」と反発した。「現在の日中関係の困難な局面は日本が一方的に作った」とも指摘した。

　中国軍の戦闘機が10日に日本の防空識別圏に入ったことは「中国軍機の東シナ海での飛行は通例のものだ」と強調。航空自衛隊機の緊急発進（スクランブル）には「日本側が理由もなく事態を緊張させることには断固反対だ」と言及した。

　これに関連し、共産党機関紙、人民日報系の環球時報は11日の社説で「釣魚島（尖閣諸島の中国名）空域で初めて現れた日中の戦闘機同士の相互示威だ。戦火を交える可能性は新しい段階に入った」と指摘した。」

http://www.nikkei.com/article/DGXNASDE11002_R10C13A1PP8000/