白夜の炎

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パックンの言う通り

2015-08-10 17:06:55 | 政治
 パックンマックンのパックんがニューズウィークにコラムを持っている。

 その中で安保法制に言及し以下のように書いている。

 「「敵国の少ない日本が集団的自衛権を実行し、敵国の多いアメリカとつながれば、日本がより危険な状態になると思う」」(http://www.newsweekjapan.jp/pakkun/2015/07/post-3.php)

 彼が書いているメインのテーマは別にあるのだが、この指摘は正確だと思う。

 日本人は勘違いしがちだが、世界にはアメリカを憎んでいる国、敵対する国は多く、日本は少ない。アメリカがそうなっているのは、世界のあらゆる問題に「関与し」、その結果戦争や混乱を引き起こしてきたからだ。

 今日の中東の混乱がアメリカの積極的な「関与」の結果であることは誰でも知っている。孫崎氏によれば、冷戦終結後軍事力を利用して、世界を「望ましいものに変えていく」ための戦略がとられ、その標的としてイラク・北朝鮮・イランが選ばれたのだという。

 この三ヶ国はいずれもそのままではアメリカに戦争を吹っかけたりしないため、アメリカが「関与」を深めたのだという。

 アメリカ政府が言うところの「関与」とはこのようなものなのだ。

 今アメリカはアジア地域へ軸足を移し、関与を深める政策をとるといっている。中東を荒し回り、ウクライナで関与政策が失敗した今、アジアが新鮮な獲物に移っていることだろう。

 繊維各地に関与して回り、自分の思うように世界を変化させようとして破綻を次々引き起こして北アメリカ。その敵を多く抱えるアメリカの「関与」政策の手先に自衛隊と日本を使用というのが今回の安保法制である。

 安倍首相は右翼だと言われるが、他国へ自国を人身御供として差し出す政治家は、もはや右翼とも言えまい。

 このような言い方はよくないと知りつつ、しかしもはや客観的事実だという確信のもとで次のように言いたい。

 安倍晋三は売国奴か、もしくは白痴である。


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