白夜の炎

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スパイク・リー監督がラジオでバーニー・サンダース支持を訴える/ベリタより

2016-02-25 14:32:39 |  北米
「  映画監督のスパイク・リー氏がラジオでバーニー・サンダース候補の支持を訴えた。次の民主党の大統領予備選は南部のサウスカロライナ州で行われるが、ここは民主党有権者の55%くらいが黒人だとされる。これまでヒラリー・クリントン候補が黒人票をおさえていた。予想でもヒラリー・クリントン候補支持が60%台で、サンダース支持が20%台と大きく開いていた。

  ヒラリー・クリントン候補の夫、ビル・クリントン候補は南部アーカンソー州知事をつとめていたこともあり、南部の黒人の間で強い支持がある。今、全米でサンダース支持が広がりつつあるとはいえ、まだ壁がある。そうした中で、黒人に影響力がある映画監督のスパイク・リー監督が登壇した。
https://www.youtube.com/watch?v=sXmCJgzmoP0

  リー監督は「サウス・カロライナよ、目を覚ませ!」と呼びかける。「サンダースは企業から資金をもらっていない。ということはホワイトハウスに入った時に縛りがなく正しいことができるということだ。」

  2008年にリーマンショックが起きて以後、多くの人々が職を失ったが、一般に黒人の解雇の方が白人より早く、また米経済が持ち直してからも白人の雇用の方が黒人より早いという差別的な状況が報じられてきた。2014年に続発したミズーリ州やニューヨーク州など各地の黒人の暴動やデモは米警察の黒人に対する差別的な姿勢に端を発するものだったが、その背景には不況の中で拡大してきた白人と黒人の間の収入の差があった。2014年の風刺漫画には黒人暴動を呆然とテレビでホワイトハウスで見守るオバマ大統領の姿が描かれた。

  しかし、スパイク・リー監督はリーマンショック以後のオバマ大統領の経済政策を基本的に肯定し、サンダース氏が上院議員として黒人系のオバマ大統領を支えてきたことを強調。さらにキング牧師とともに歩き、人種間の平等を求めた公民権運動の活動家だったことも伝えた。


■2014年 全米に暴動が伝播、「白人警官不起訴」の衝撃(東洋経済)
http://toyokeizai.net/articles/-/54516


■ネバダ州でヒラリー・クリントン候補が僅差で勝利 民主党予備選で鍵を握る黒人票
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201602221217381


■「アメリカを探して」 バーニー・サンダース陣営の選挙広告にサイモン&ガーファンクルの歌を使用
http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201601312049490

http://www.nikkanberita.com/read.cgi?id=201602242247503


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