白夜の炎

原発の問題・世界の出来事・本・映画

中国そして新興国の時代へ・以降の始まり?

2011-05-19 13:34:10 | 国際
 IMF専務理事だったストロスカーンに辞任圧力が強まる中、後継人事がかまびすしくなってきている。

 従来世界銀行トップはアメリカ、IMトップFはヨーロッパ、というのが指定席だったが、ここにきて大きく変化しそうだ。

 欧州はフランスのラガルド財務大臣、イギリスのブラウン元首相などの名前をあげていたが、なかなか厳しく、その後はトルコ、南アフリカなどの名前が挙がった。

 しかしトルコも南アフリカもある意味では欧州と極めて近い。

 トルコはEU加盟を長年希望してきたし、南アフリカには旧宗主国イギリスなどの影が強い。

 その中でやはり名前があがってきたのが中国。

 政治・軍事的に独立・自立し、経済的には世界経済の牽引車であり、世界第二位のGDPを誇る。

 そして国際金融の分野でも世界的に知られた多くの人材を抱えるようになっており、世界経済の21世紀の牽引車と、世界経済をつなぐ役割としては、最も頼もしい、ということになろう。

 日本はIMF副専務理事-序列3位-を閉めてきたが、国自体が対米従属で、アメリカや欧州が作った秩序の優等生としてふるまうことで、彼らに認められることが国の発展だと考えてきたところがある。

 しかし現在世界に起こっている地殻変動は、本当の新たな秩序の台頭であり、その状況を作り出してきた国国の筆頭が中国、ということになるだろう。

 いよいよ新しい時代が始まろうとしている。


「IMF次期トップに中国人か、ストロスカーン氏の特別顧問・朱民氏―英メディア

Record China 5月19日(木)11時56分配信

 17日、IMFのトップ、ストロスカーン専務理事に対する辞職圧力が強まる中、金融市場やメディアは早くも後継人事を推測し始めている。同氏の特別顧問である朱民氏が最有力候補との声も。写真は10年9月、上海で開催された銀行家フォーラムに出席した朱民氏。

 2011年5月17日、英BBC放送によると、国際通貨基金(IMF)のトップ、ストロスカーン専務理事に対する辞職圧力が強まる中、金融市場やメディアは早くも後継人事を推測し始めている。AP通信は同氏の特別顧問である朱民(ジュー・ミン)氏が最有力候補だと報じた。中国新聞網が伝えた。

 1947年にIMFが設立されてから、トップの座は一 貫して欧州勢が占めてきた。ストロスカーン専務理事の後継候補には同じフランスの現財務相やドイツ中央銀行の前総裁などの名前が挙がっている。だが、これと同時に欧州はトップの座をインド、トルコ、南アフリカ、メキシコなどの新興国に譲るべきとの声も上がっている。AP通信は朱民氏を最有力候補としている。

 朱氏は昨年2月にストロスカーン専務理事の特別顧問に就任する前は中国人民銀行の副総裁だった。ジョンズ・ホプキンス大学で経済学博士号を取得したほか、世界銀行で6年間勤務していたこともある。(翻訳・編集/NN)」


最新の画像もっと見る

コメントを投稿