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被災地で-本音で語れる場を

2013-01-14 16:16:47 | 災害
「被災者、本音で語れる場を=「考えの違い」克服へ―県内外の20代女性結束・福島

時事通信 1月14日(月)16時0分配信

 考え方は違っても互いにつながり、本音で語り合える場を提供したい―。東京電力福島第1原発事故の影響が残る福島県。地元出身で現在は県内外で生活する20代の女性が中心となって任意団体を立ち上げ、福島をともに考える活動を続けている。

 この団体「ピーチハート」は、福島市在住の団体職員鎌田千瑛美さん(27)と、札幌市に住むフリーのパーソナリティー宍戸慈さん(29)の両共同代表ら5人が2011年11月に結成した。名称は、福島県を象徴する桃のみずみずしいイメージにちなんだ。

 東日本大震災で、鎌田さんは同県南相馬市にある実家が津波で流された。ほどなく東京の勤務先を退社、被災地と東京を往復しながら被災者支援を続けたが、「もっと復興の力になりたい」と福島に戻る覚悟を決めた。

 宍戸さんは震災後もしばらく福島市に住み、地元のラジオ番組で原発事故後の様子を伝えた。だが、「将来産みたいと思っている赤ちゃん」への影響が心配になり、悩んだ末に北海道への一時避難を決めていた。

 2人は11年秋、復興支援関係者の飲み会で知り合い、「互いの立場や選択を否定せず、結婚、出産を控えた女の子が本音で話し合える場が必要だ」との思いで一致した。

 原発事故は、ふるさと喪失と深刻な風評被害をもたらしたが、影響は人間関係にも及んだ。放射能や県外避難をめぐる考え方の違いから、友人同士やコミュニティーの中がぎくしゃくし、微妙な話題は避ける風潮も生まれた。そんな状況に、2人は心を痛めていた。

 活動の中心は、「ガールズcafe」と題するイベント。これまで福島市で6回開催し、異なるテーマで講師の話に耳を傾け、打ち解けた雰囲気で参加者同士が語り合った。料理教室の回では、放射能に関する食品知識や免疫力アップの方法も学んだ。参加者は毎回20~30人。次回は26日に「恋愛」をテーマに開く予定だ。 」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130114-00000039-jij-soci


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