白夜の炎

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日本人の態度は危険―中央日報の指摘に同感

2011-04-06 08:46:05 | 原発

いま日本に必要なのは「真実を要求し、方法を見出すこと」

2011年04月04日16時37分
提供:中央日報



1年間日本で暮らしながら日本人の友人からよく聞いた慰めの言葉がある。

日本語の実力がないため授業で恥をかいた時、思い通りにならない人間関係のため悩んでいる時、日本人の友人からの助言はいつもこのように終わった。

「しょうがない」。

3月11日の東日本大地震の後、この言葉は友人の口癖ではなく、長い間の教育を通して日本人のDNAに刻み込まれた生活の指針のようなものであることを知った。

想像の限界を超える大自然の力の前で人間は限りなく弱いという事実をいち早く悟った彼らの諦念というか、超脱というか。 地震後の数日間、日本の友人のツイッターに最もよく登場した言葉がまさにこれだった。

放送・文化界の話題も同じだった。 日本の代表娯楽番組「SMAP&SMAP」は先月21日、「いま僕たちに何ができるだろう」というタイトルの緊急生放送を準備した。

SMAPのメンバー5人が歌で被災者を慰め、募金運動や節電を督励した。 SMAPが所属するジャニーズは、4月から行われる所属歌手のコンサートを、従来使用した電力の10分の1だけ使用する「節電コンサート」として開くと発表した。 またジャニーズでは初めて所属歌手100人余りが一緒に参加する大地震災害支援プロジェクト「Marching J」を設立した。

歌手は歌で、俳優は詩の朗読で、漫画家は漫画で伝える激励のメッセージも感動的だ。

俳優の渡辺謙は大地震直後、応援メッセージサイト「kizuna311」(kizuna311.com)を開設した。 役所広司、香川照之ら日本最高の俳優が被害地域住民に勇気を与える詩を朗読したり、応援メッセージを送ったりした。 「スラムダンク」の井上雄彦、「20世紀少年」の浦沢直樹、「島耕作」の弘兼憲史、「ドラゴンボール」の鳥山明ら漫画家は絵で応援メッセージを伝えた。

3月末からは、地震で全面中止された文化行事やCD発売も徐々に再開されている。 地震の翌日の3月12日に公開される予定だった映画「SP-革命篇」は3月26日に封切られ、3月23日に発売予定だったKARAの新曲「ジェットコースターラブ」も4月初めの発売が決まった。

3回で日本芸能界の巨大イベントに定着したガールズグループ「AKB48」人気投票(ファンが音盤に入っている投票券で自分が好きなメンバーを選定)も予定より遅らせて6月初めに開かれる。

不安の中でも「いま自分にできることをしよう」と黙々と役割を果たす日本人の姿には尊敬する。

しかし気になるのは、その前提にある「しょうがない」の態度だ。 相次ぐ危機の中でも透明な情報公開なく「大丈夫だ」という日本政府と、「真実を知ってもどうしようもないから」と首を振るような日本人の姿は明らかに危険だ。 「自分ができること」の範囲を限定する前に、積極的に真実を要求して方法を見いだそうという姿勢、それが今の日本に本当に必要な力ではないだろうか。


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