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薄煕来続報-妻への嫌疑をどう扱ったか

2012-04-19 09:36:43 | アジア
「[重慶(中国) 17日 ロイター]

 重慶市共産党委員会書記だった薄熙来氏(62)の失脚事件で、同氏が当初、自身の妻に対する英国人実業家ニール・ヘイウッド氏殺害容疑をめぐる市公安当局の捜査を容認していたにもかかわらず、突然方針を撤回し、市公安当局トップだった王立軍氏を降格させたことが分かった。複数の関係筋が明らかにした。

こうした経緯が混乱を生み、薄氏と、「犯罪撲滅活動のボス」として一時は同氏に信頼されていた王氏2人の失脚に至ったようだ。

公安・政府事情に詳しい2人の関係筋によると、王氏は1月18日、もしくはその前後に、薄氏の妻である谷開来氏がヘイウッド氏殺害に関与したことを示唆する証拠とともに、薄氏と面会。この際、薄氏は激怒し、王氏にオフィスから立ち去るよう命令した。

ただ、薄氏は気持ちを落ち着かせると、王氏を呼び戻し、殺害容疑の捜査を進めることを認めることをほのめかした。

ところが、その2─3日後、薄氏は態度を一転し、王氏を降格。捜査を打ち切り、妻と自身のキャリアを守る姿勢を鮮明にしたという。

王氏は2月6日に重慶近くの成都にある米国総領事館に駆け込み、亡命を求めたとみられる。これにより、薄氏と王氏の確執が明白になり、その後、薄氏の妻によるヘイウッド氏殺害容疑が一段と浮かび上がった。

ロイターは16日、ヘイウッド氏に海外送金を依頼した薄氏の妻・谷開来氏が送金計画を暴露すると脅され、昨年11月にヘイウッド氏の毒殺を企てた、と報じた。」


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