アラカン新米ママの東京ぐうたら日記

45歳でできちゃった婚、46歳でいきなりシドニー移住&出産、東京に戻り、右往左往のままはや娘は10歳を過ぎ・・・。

ヨガ世界チャンピオンのライフストーリーを聞いて、思い出した

2013-03-17 23:16:14 | 日記
今日はビクラムヨガスタジオで、ヨガ世界チャンピオンの6時間セミナーでした。


セミナー終了後、オーストラリアチャンピオンのポーズをなおす世界チャンピオン  

朝10時から夕方4時まで、長いなあ、と思っていたのですが、終わってみるとあっという間。


もちろん、これは上級者ポーズ。

頭の上に両足をのせる、など、たぶん多くの人が持っているであろうヨガのイメージそのままの、
つまり超上級者向けポーズを披露してくれたり、アシスタントを使って、普通のクラスで使う26ポーズを詳しく説明してくれたり、
実際に90分のクラスを指導してくれたり、と盛りだくさん。

チャンピオンは、一見厳しそうなのですが、実際にはユーモア感覚に満ちた人で、多いに笑い、感心し、やる気にさせられたセミナーでした。


よく背骨がおれないなあ~~!!

正直に言いますと、ポーズを見ている分には、それこそ「シルク・ド・ソレイユ」なんかの方がもっと感激します。
でも、ヨガのポーズの医学的な意味やコツの説明はすばらしいし、それ以上に、ビクラムヨガに至るまでのお話が、とても心に深く残っています。



とても裕福な家庭で、実父と継母に甘やかされて育った。実母が3歳の時に乳がんで亡くなった。乳がんは妊娠や出産が原因となるので、
自分のせいだ。15歳の時にスポーツで両膝に怪我をし、そのあと、社会から逃げるように放浪していた。そのあと神経衰弱になり、
セレブ御用達の精神病院で何ヶ月か過ごし、いろんな人を見た。

やっぱり社会の中で生きよう、そのためには強い精神力が必要だ、と思っていた頃、いろいろなヨガを試して、
ビクラムヨガがいちばん自分のエゴを刺激したので、つまりプライドを傷けたので、やり続けることにした。。。。

それから14年、ほぼ毎日ヨガを欠かさない。
アルコールやカフェインなど刺激物も、適度に摂取することが自分には難しいので、とらないことにしている。
そうすることで、どうにか自分の正気を保っている、あるいは、社会の中で機能できる範囲の狂気で収まっている。。。。

つまり、とってもストイックな生活をしているんですね。

ここまで聞いて、あれ、と思い出したことがいくつかあります。


うんしょ。足に輪っかをつけて、喜んでいる娘。

何人か、インドの貧困地帯で布教するお坊さんとか、アルコールや薬依存症の人たちの施設のスタッフとか、阿闍梨といわれる千日回峰行を
終えた人とか、私からすると「とんでもなくストイックな生活をして、えらいなあと思う」人たちの話を聞いたり、読んだりすると、
ご本人がかつては乱暴者とか犯罪者だったり、アルコールとか薬依存症だったり、などとあまり「えらくない」(?)経歴の持ち主だったりする。

自分なりのどん底の経験をして、そこから、それまでとは正反対の生活をはじめる、というお話なのです。
チャンピオンも、そういう感じだなあ、と思い出したのです。


となりに座ってね。

さらに、アリス・クーパーという、何十年も前に大人気だったロックミュージシャンのことも思い出しました。


そうそう。

20年くらい前、レコード会社で働いていた時に、彼が来日し、インタビューなどに立ち会ったのですが、
どうやらアルコール中毒、薬中毒を克服し、すっかりクリーンな生活をしている様子でした。
そして、ゴルフにはまっていました!1日最低1ラウンド、時には2、3ラウンド回ってるらしい。

あまりにも彼のステージのイメージと違うので、ゴルフ好き、というのは極秘情報で(!)関係者に箝口令がしかれていました(笑)
でもね、何年か前に雑誌で、「スクール・オブ・ゴルフ」というゴルフの教則ビデオを出した、というインタビュー記事を読みました。
カミングアウトしたんだ(笑)。

「俺はもともと中毒体質だから、今回はゴルフに中毒したわけさ」



もしアリス・クーパーがゴルフでなくてヨガにはまっていたら。。。。(笑)??

すごい人たちっていうのは、どっちに転んでも極めちゃうんですね。








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