アラカン新米ママの東京ぐうたら日記

45歳でできちゃった婚、46歳でいきなりシドニー移住&出産、東京に戻り、右往左往のままはや娘は10歳を過ぎ・・・。

ブルーの波がやってくる

2012-03-30 23:47:11 | 日記
いや、青い海の波でなくて、気分の方のブルーの波なんですが。


お気に入りのブルーのスプーンをもってバルコニーにでる。

朝起きて、なんだか辛い。何か重い。

昨日はパーソナルトレイナーがきて、結構激しい運動をして、そのあとはカイロプラクターにいって
ぼきぼきやってもらい、調子よくなったはずなのに。


んも~っ!

ベッドの中で授乳して、いつもなら起き上がってしばらくいっしょに娘と遊ぶのに、どうも体が動かない。
だっこしても、重くて重くて(8.5キロになったので、軽くはないですが)。

夫に頼んで、遊んでもらい、私は2度寝をしにベッドに戻ります。

ぐるぐる、ぐるぐる、いろんな考えが頭の中を巡りまくり。

「こんなに疲れてばかりじゃあ、しょうがないじゃない。これから長丁場なのに・・・」
「でも、母乳あげるのって毎日献血してるようなもんだって聞いたからなあ、疲れても仕方ないかあ。
授乳終わると大分らくだって先輩もいっていたし・・・」
「いつまでおっぱいあげられるんだろう?おっぱい終わってからガタがくるっていう話もきいたし。
もっと動くようになって、さらに疲れていたら困るなあ・・・」


あ、スプーンより面白いものみつけちゃった。(落ち葉です)

あれれ、涙がでてきたよ。
「なんだかダメだなあ」
娘はどんどんリアクションをするようになり、かわいいのですが、そのかわいさが楽しめない。
「お願いだから、休ませて」
それだけしか考えられない。
「母親失格だなあ」


洋梨をかじっています。下2本しかない歯で、しっかり齧りとってます!

ひとりで泣いているのがつまらないので(!?)、夫のところにいって泣く事にしました。

「若くないのに、よくやってるよ。もうおっぱいやめちゃった人たちたくさんいるじゃない、母親グループでも」
だって、母乳がいいっていうから、せめてできることはやりたいし。
「授乳だけでも疲れるんだからさ、他にも夜泣きとか、昼間もなかなか寝ないし、いろいろ大変だから
疲れて当たり前だよ」
年取ってる親だからね。
「うん、だから休めばいいんだよ」


いっしょにフランス映画なぞ鑑賞しています?

たまにやってくる、このブルーの波。マタニティーブルーなんでしょうか?
産後すぐには頻繁にやってきましたが、最近はちょっとご無沙汰でした。
授乳しているとホルモンも安定しにくい、と聞いた事もあります。

一通り泣いても、まだいまいちすっきりしない。
もうひと泣きして、ちょうど娘もやっと昼寝を始めたので、私と夫もソファでうとうと。
娘が起きて騒ぎだした音で目が覚めました。

あれ、かなりすっきりしてるかも。


がさがさ、バッグや箱の中にしまってあるものほど、探したくなるらしい。

マッサージ師をしている日本の友達が、遠隔レイキができるので、お願いしてみました。

頭のあたりをイメージしたら、レイキを送っている彼女が咳をして涙がでてきたそうです!
たまっていたのかなあ。
何がとくに、というより、日々の積み重ねの自信喪失。

「自信喪失したっていいじゃない。若い頃のあなたを少しでも知ってる人なら、子育てっていちばん似合わないことだって
わかるよ。バタバタしてるうちに波がおさまるんじゃない?」と彼女。

そうだよね、これまで46年生きてきて、たしかにいちばん似合わないことしてるかも!

会社をやめてから、コーディネーションとか通訳とか翻訳をしつつ、1、2年おきに違う人と恋愛して、
いろんな国に旅行して、タンゴ三昧の日々を送ったり、飲んだくれる日々もあったり、
それこそ自分の好きなように、あちこち飛び回っていたのだから。


秋晴れにフランジパーニが映えます。

心理学者のユングが、人は一生をかけて個性化のプロセスを経る、つまりその人としての個性を生きると
いっています。そして、人生のある時期、多くの場合、中年期にそれまで生きなかった人生を生きる、
つまりそれまでとまったく違う生活を送り、より人間としてwholistic, 全体的になっていく、
といっています。ま、丸くなっていくわけですね。

つまり、例えば、ずっと専業主婦だった人が、子供の独立をきっかけに仕事やボランティアで外の世界と
多くの関わりを持つようになる、とか、ばりばりの仕事人間だった人が、介護をしなくては
ならなくなり、利益とか効率優先とは逆の生活をするようになったり。

あるいはずっと「お堅い」人だったのが突然、色恋に目覚めてしまったり(笑)
逆に恋愛三昧だった人が、ものすごいマイホーム主義者(古いですかね?)になったり。


くちなしも咲いて、いい香り。

私の祖母は、ひとりは健在で100歳、もうひとりは92歳でいわゆる「ピンコロリ」、旅行して帰宅した夜中に亡くなりました。
なので、私も90歳までは平気で生きるだろうと、なんとなく思っています(笑)
つまり妊娠した45歳は、中間地点、折り返し地点になります(って断言していいのかわかりませんが!)。

第2の人生、これまでとまったく違う生活をして、人生の違う側面を学びなさいよ、ということなんでしょうかね?


赤いピーマンの中に緑のピーマンの赤ちゃんがいました!

レイキを送ってもらったせいか、かなり元気になってきました。
ありがとうね。
またブルーの波がきたら、よろしくお願いします!