アラカン新米ママの東京ぐうたら日記

45歳でできちゃった婚、46歳でいきなりシドニー移住&出産、東京に戻り、右往左往のままはや娘は10歳を過ぎ・・・。

あなたがどうしたいのか、です

2012-03-04 09:53:32 | 日記
「三歩進んで二歩下がる、人生はワンツーマーチ・・・」
と、すでに懐メロどころか、古典(?)になってしまったかもしれない、歌謡曲がありましたが、
娘の夜泣き対策も、そんな感じです。


クッションの山に隠れる娘。

夜泣きの間隔が長くなったかな~、それほど抱っこしなくてもよくなったかな~と思ったら、1時間以上だっこしても
全然寝つかなかったり・・・

昼間もベビーベッドに寝かせようと、最低30分、ときには1時間以上もいろいろあやして寝つかせ、実際の昼寝は
30分の時もあれば、1時間半くらいの時もあり。昼間何時間もベビーベッドのそばにいます(笑)

少しは散歩もさせた方がいいような気もするけど、ベビーベッドに慣らせなくちゃいけないしなあ。
でも、う~ん、なんか違うような気もするし。
どういう寝かしつけ方がいいんだろう?何か間違ってるのかなあ?

本を読むと、それこそいろいろ違うやり方が書いてあり、混乱します。

とりあえず、また乳幼児保健所に相談に行くことにしました。


「ほらね」とばかりのポーズ?

香港出身だという60代くらいの看護婦さんが相談にのってくれました。以前も相談にいったことがあり、
保健所主催の母親グループでもスタッフだったので、道であったら挨拶するくらいの知り合いです。

「全然間違ってないですよ。時間がかかるの、赤ん坊は。何度も何度も繰り返していくうちに、
やっとメッセージを受け取ってくれるのよ。そのまま続けてください」

はあ、なんだか間違っていることしてるようで、と私。

「あのね、泣かせたっていいんですよ。ベッドにいれて、ドアをしめて、泣き叫んだままにしてお茶飲んでてもいいの。
8ヶ月だと2、3時間くらいは平気で泣き続けるけど、がまんできる?」

泣き声を聞くのは辛いです・・・

「ほら、ね、あなたが辛いわけ。あなたが耐えられないから、そうしてないだけで、もしかしたらそのうち
体力がなくなって、そうせざるをえなくなるかもしれない。でも、それでもいいんです。声がかれるまで泣くけど、
そういう方法だってあるんです」

ウ~ン・・・

「要するに、あなたがどうしたいのか、なんです。ずっと添い乳添い寝だっていいし、別室だっていいし、
同室で違うベッドだっていい。これがいいって思ったら、それを続ければ、赤ん坊はそれに慣れます。
ただ、やり方を年中変えると混乱しますよ。一度決めたら、それをやり続ければいい」

たしかに。体力があれば、泣くたびに抱っこしておっぱいあげて、そのまま添い寝して、でもいいんですね。
でも中年の私にはそれはとても耐えられません。添い寝だとゆっくり休めないので、同じ部屋で違うベッドに
しています。違う部屋でベビーモニターをおいてる人もいますが、それもなんだかちょっと違和感あるし。

「あとね、乳母車で寝たっていいじゃないですか。昼間、8ヶ月だと2回は昼寝するのが普通です。だいたい
起きてから2時間から2時間半くらいすると眠くなってくる。それ以上間隔をあけると、夜、寝付きがわるく
なるかもしれない。なので、昼間の睡眠時間確保に注意すれば、ベビーベッドだろうが乳母車だろうが、
自分の都合でいいんです。買い物しなくちゃいけないし、いろいろ用事があるならすればいい」

なるほど。
ベビーベッドにならせるために、昼間もそこでねかせようとがんばっていたのですが、ちょっと気が楽に
なりました。そうだよね、私たちがどうしたいか、なんだよねって。子供は親にあわせるしかないし。
ま、赤ん坊によって個人差はすごくあるみたいですが、たしかに面倒を見る人ができないことは、できない。

家に帰ると、叔母からメールがきていました。私の母は第一子なのですが、祖母はそれこそ一晩中だっこして
夜泣きをおさめていたとか。でも2番目、3番目になると放っておいたそうです(笑)。
3人の子持ちの友達も、似たようなことを言っていたなあ。

親はなくても子は育つっていうし。って、いきなり極端ですけど!


クッション山登頂!?

生まれてすぐ、おっぱいが出なかった時もものすごく悩んで、それこそいろんな人に聞いたり、ネットや本で調べたり、
保健所に相談にいったりしているうちに「おっぱいがでないと子供がおかしくなっちゃう!」くらいに思い詰めて
しまいました。

でも、義理の姉は100%粉ミルクで甥っ子を育てて、今はりっぱな18歳です。母乳でなくたって育ちます。
戦時中はお米のとぎ汁あげていたって聞いたことあるし(笑)

「ベイビーズ」というドキュメンタリー映画を妊娠中に見ました。
東京、サンフランシスコ、モンゴル、ナミビアの赤ちゃんの生後1年を追いかけたものです。
東京やサンフランシスコの赤ちゃんは、ハイテク道具に囲まれ、いろんな教室に通ったり忙しいんです(笑)
モンゴルの赤ちゃんは、いろんな動物といっしょに育っている、というか育てられている。
ナミビアでは、お母さんたちが集まって、ひなが一日、おっぱいむきだしで赤ちゃんたちと土の上で遊んでいる。
おむつはしていなくて、うんちすると、トウモロコシの芯みたいなのでふいていました(笑)
大地にそのまま戻るからいいんでしょう!
赤ちゃんや子供たちがぐずると、お母さんは、ほい、と長いおっぱいをそれぞれ差し出して、
右に赤ん坊、左に幼児がくらいついたりしてる!

どの子も、でも、1歳くらいになると、よちよち歩きをして、ちょっと言葉がでてきたり、いろんな
表情がでてきて、似たような成長を遂げていました。

植物みたいに、育つ力が子供の中にあって、どういう育て方をしても、基本的な栄養や休養やケアが
あれば、それなりに育つんだなあ、と見終わってから楽しくなりました。

赤ちゃんワールドとかけ離れたところにいた私には、すべてが未知との遭遇で、いちいちびっくり、大げさに
反応してしまいます。夜泣き対策のためにベビーベッドに昼間寝かせないといけないから、何時間も
そばにはりついていたり、ね。視野が狭くなってしまう。

・・・やっぱりぐうたらでいこうっと!