アラカン新米ママの東京ぐうたら日記

45歳でできちゃった婚、46歳でいきなりシドニー移住&出産、東京に戻り、右往左往のままはや娘は10歳を過ぎ・・・。

ポーランド版アダムズ・ファミリーまた大集合@50歳のだんなの誕生日

2011-12-29 00:13:27 | 日記
今日、28日はだんなの50歳の誕生日でした。
ポーランド人にとって大切なクリスマスと、まあ大きめの行事の新年の間にはさまれて、
どちらかと、あるいはすべて一緒くたにされそうなかわいそうな誕生日(?)。

実は去年のこの日に入籍したので、また、だんなが50歳、つまり半世紀の生きてきたということで、
やっぱり私なりにお祝いしたいと思ったのでした。

とはいえ、自宅に招いての手料理は面倒くさいので、あるいてすぐのビーチにある何件かのうち、
いちばんよさそうなAubergine、茄子、という名前の地中海料理屋さんを予約しました。
総勢7名プラス赤ん坊。

BYOつまり、お酒の持ち込み可、なので、シャンペンやワインを持ち込むことにしました。
その方が、よりおいしいお酒をより安く飲めるんですもん。
さらに、バースデーケーキの持ち込みも、ひとり2.5ドル払えばいい、ということで、
近くのベーカリーで焼いてもらったいわゆるショートケーキですな、スポンジに生クリーム、
イチゴ、さらにハッピーバースデーの名前入りのやつ、を注文しました。

お酒は前日に数本、もちこみました。甘めのスパークリングが好きで、ヴーヴクリコより
リカドーナがお好みのお姉さんやお母さんを考慮して、赤のリカドーナとシラーズ、ピノ・グリ、
ソーヴィニヨン・ブランの4本を近くの酒屋でかって、レストランに持ち込みました。
でもだんなはリカドーナみたいな安酒でなくて、モエシャンドンのネクターインペリアルがいい、と
あとで交換したんですが、お母さんたちはもっと甘いリカドーナの方がよかったみたい(笑)。

メンツは、クリスマスと同じ7人と赤ん坊、つまりだんなのお母さん、お姉さん、甥っ子3人と
私たち夫婦に娘。



お酒はそういうわけで、前日に運び入れ、当日にさらに交換したりして、合計6本預けました。
バースデーケーキはサプライズにしたかったので、当日、私がいつもの散歩にひとりで
でかけてる時に注文しておき、レストランに持ち込む、という形にしました。

なにしろ、だんなは家で仕事をしてる(というか、あんまり仕事してない)し、私は今、
仮ビザなので仕事ができない状態、つまり夫婦そろってほぼ失業状態なので、いや、
有閑夫婦なので(笑)、相手にばれずに行動するのって、ちょっと冒険でハラハラなんです。

まあ、でも、毎日1、2時間ひとりで、1キロ四方に満たないこの町でいろんな手配を
するのは、店の数の少なさからいうと簡単であり、質を問うと難しいのです。

ケーキを注文するにしても、4、5軒あるベーカリーから、よさそうなのをひとつ選ぶのは大変。
だって、どれもそれほどおいしそうじゃないんですもん(笑)。
以前買った、ジンジャークッキーがまあまあだった、という理由で、あるベーカリーに決めましたが、
実はほかのベーカリーに先に注文しておいて、あとでキャンセルしたのです。

とにもかくにも、どうにかケーキ、ワインの手配が済み、あとはだんなの家族、アダムズファミリー
(だんなの名前がアダムなので)を待つばかり、の状態になりました。
で、5分すぎにみんなが到着したので迎えにいくと、お母さんがえらくご立腹。
なんでも、「こんなものが飛んできて、頭にぶつかって痛い」と、コンピューターのプラグを見せてくれました!
なんでこんなものが飛んでくるのか????
お母さんは近くにいた子供に怒りをぶつけていたけれど、彼らが犯人かどうかは私にはわかりません。。。。

レストランはすぐそばなので、お母さんが怒り心頭してる間に到着。
ビーチぞいの席を予約したのがお母さんの気に入らず(というか、あの時点では何にも気に入らなかったと思いますが)
「風が吹いてくるのが寒くていやだ」とだだをこねました。といってもポーランド語なので、
だんなとかお姉さんがあやしているのをみて、なんとなく想像するだけなのですが・・・。

それでもシャンペンで乾杯するころにはお母さんも落ち着き、みんなおだやかに談笑しています。
よかったあ、と幹事役の私。
注文も済み、前菜が終わり、メインディッシュがきました。

そこで、今度は甥っ子のひとりがぐずります(笑)。ラムステーキ、ミディアムを頼んだのに、ウエルダンがきた、ですって。
もう18歳なんだから、自分でやってよ、と思いつつ、ウエイトレスをよんで、注文を確認し、ミディアムのステーキを
再オーダー。

お母さんが、ワインは胸焼けがするから、とウォッカに胡椒をいれたものが飲みたい、と言い出しました。
そんなカクテルはないので、特別注文します。
やっときて、みんなで夫に「誕生日おめでとう」と乾杯。

はあ。

なごやかに食事が進みます。娘がなんといってもスターなのです。みんな猫っ可愛いがり。
わずか生後6ヶ月でも、注目の的になるのはうれしいらしく、家をでるまでさんざん泣いていたのが、
すっかりご機嫌です。

さて、メインが終わり、バースデーケーキの出番です。ろうそくに火をつけてもらって、
サプライズケーキの登場。だんなは大喜び。よかった~!
みんなでハッピーバースデーを歌い、お祝いします。



大人7人で、シャンパン1本、赤ワイン1本、白ワイン4本あけました。
まあ、こんなもんか。持ち込みにしてよかったです。
お店で注文したら、もっとおいしくないワインをもっと高い値段で飲まなくちゃ
いけなかったでしょうから。

食事のあとは、目の前のビーチを散歩します。

イベント幹事役の私としては、ここで何かしたい。
で、50歳にちなんで50個のクラッカーを用意しました。
ひとり7個ずつ爆発(?)させれば、なんか50歳の記念っぽくないですか(笑)。
でもビーチを汚したら怒られるだろう、という実によき市民としての良識を
みんなが持ち合わせていたので、4、5個だけ爆発させて終わりました。とほほ。
もちろんクラッカーが飛んだあとの、紙テープはちゃんと拾いましたよ!

うちのアパートにいったん、みんなで戻り、こんどこそはリカドーナで
乾杯。そして私がつくった、お豆腐入りのレアチーズケーキ、つまりカロリー控えめで
さんざん飲み食いしたあとでも、まあ、いいだろうって思えそうなもの、を提供しました。
みなさん礼儀正しいので、おいしい!と言ってくれて、私は大満足。

ポーランドにいる、だんなのお姉さんとその旦那さんとスカイプをして、ひとしきり
おしゃべりに花が咲きます。といってもポーランド語がわからない私は時たまでてくる英語に
うなづくだけなんですが。

「もう夜も遅いし、赤ちゃんも眠そうだし、帰りましょう」
お姉さんの一声で、みんなそそくさと帰り支度をします。
夜遅く、といっても10時半くらいです。まあ、赤ん坊には遅いですけど。

じゃ、また、大晦日に会いましょうね、とアダムズファミリーとお別れをしました。
そう、またすぐに会うのです!