アラカン新米ママの東京ぐうたら日記

45歳でできちゃった婚、46歳でいきなりシドニー移住&出産、東京に戻り、右往左往のままはや娘は10歳を過ぎ・・・。

ポーランド式クリスマス ぐうたら編2

2011-12-28 11:26:51 | 日記
25日のクリスマスは、本来なら教会でクリスマス礼拝から始まるらしいのです。
何しろポーランドは、共産主義だったにもかかわらずカトリック信仰が強く残っている国。
前のローマ法王ヨハネパウロ2世もポーランド人でしたよね、そういえば。

ですが、うちのだんなの家族は、お母さんだけ熱心なカトリック信者で、あとは教会嫌い。
ポーランドにいるお姉さんふたりは違うみたいですが。

なので、25日は、お母さんだけ教会にいき、残りの人たちは、のんびり朝を過ごします。

生後6ヶ月の娘は、でも起きて泣き出すので、だんなが乳母車にのせて長い散歩につれだします。
甥っ子3人と私は、昼近くまで、ぐうぐう寝てます。



だんなのお姉さんちの近くのヨットハーバーです。



さらにこんなジャングルみたいなブッシュもあります。

これすべて都心から車で10分くらいのところなんです!そして、私が朝寝している間に
だんなが娘を散歩したコースです(笑)

クリスマス当日の正餐は、教会から戻っての朝食だそうですが、そんなわけで、
うちのだんなの家族の場合はランチの時間です。

はれてお肉解禁になるので、キルバサという豚肉のソーセージ、ビゴスという、キャベツといろんな
切れ端のお肉、キノコなどを煮込んだもの(家族によってレシピが違うらしい)、
ガラレタという豚肉と卵、野菜のゼリー寄せ(ちゃんとブタの骨からゼラチンをとります)、さらに
ミックスベジタブルやゆで卵などをマヨネーズであえたサラダや、ビーツとホースラディッシュをあえたもの
などがテーブルいっぱいに並びます。



手前にちょこっと見えるのが、ゼリー寄せのガラレタです。

そして、なんとウオッカで乾杯!24日は実はお酒もだめなのですが、まあ、ワインとかシャンペンは
飲んじゃってます。でもポーランドといえば、ウォッカ。このお酒だけは、やっぱり25日に解禁なのでしょう。
小さなおちょこみたいなグラスに注ぎ、少しごはんがおなかに入った頃、乾杯!
ポーランド語ではノスドロビア、と私には聞こえます。

そうだ、24日のクリスマスイブディナーの直前に、ある儀式をすることを書き忘れました。

名前は忘れましたが、はがき大のウエハースみたいなものをひとり一枚もらい、お祈りのあと、
ひとりひとりと向き合い、クリスマスや新年の祝辞を述べ合い、相手のウエハースから3かけら、
ちぎります。この3、というのは三位一体のことらしいです。

25日は、食前にちょっとしたご挨拶があるだけで(新年の挨拶みたいな感じです)、
儀式はないのです。お肉やお酒御法度だったのが解けて、ほっとするのが25日なんでしょうね。

このクリスマス朝食が終わり、ウォッカもはいったりして、いい気分。お天気もまあまあだったので、
庭のいすで居眠りしたり、居間でテレビをみたり、みんなごろごろ過ごします。

ごろごろ過ごす、というのが、うちのだんなの家族の特徴なのか、それともポーランドの国民性(?)
なのかわかりませんが、よくみんなごろごろしてます。よくソファーとかいすで居眠りしてる。

私はあんまり居眠りするタイプではないので、結婚する前にはじめてだんなの家族といっしょに
クリスマスを過ごしたとき、みんなよく寝るなあ、と感心しました。そして、今年は、誰よりも
寝坊し、昼寝をしたのが私でした(笑)

あ、そういえば、日本にも「寝正月」という言葉があったじゃないか、と思い出しました。