あざみ野荘つれづれgooブログ

おもに、サッカー関連のコメントを掲載していきたいです。
’78年のW杯アルゼンチン大会以来のサッカーファンです。

姉歯氏の顔に見られる諦観のような表情&リティのこと

2005-12-16 17:44:14 | ニュース
 耐震データ偽装問題については、その詳しい経緯を逐一ウォッチしていたわけでもなく、ニュースでちらちらと見るぐらいだったし、そのニュース番組も最近じっくり見てなくて、ニュース23なんかもうつらうつらしているうちに終わってしまってたりという状態なので、詳しいコメントを書くことは差し控えますが、この事件の報道で皆が感じているんじゃないかということについて、少しだけ書いてみたいと思う。
 それは、この事件が明るみになった時に最初にマスコミのインタビューを受けた時や、先日の証人喚問などにおける姉歯氏の表情に見られる”諦観”と言ってもいいような表情と事件の渦中にある人間らしくない落ち着きさえ感じさせるその態度に、たぶん、みんな一様に違和感を感じているのではないかということだ。この人は、世間がこんなに大騒ぎしている中、なんでこんなに淡々と落ち着いていられるのかというこだ。
 先日の証人喚問もニュースでちらちらと見たが、何となく自分のことを棚にあげたような発言も見られてどうかと思われたが、ずーっと以前に見たロッキード事件の時の証人が宣誓書にサインしたりする時に、手がぶるぶる震えるような事も全くない様子はある意味驚きだった。
 そんな彼の現在の心情がよくわかるインタビューが昨日(12/15)のNHKのニュース10で放映されていた。
 その中で彼は、被害者には申しわけないと語る一方で、
 
 「止めようと思ったけれど、止められなかった」

 「すべて失いましたけど、ほっとした、肩の荷が下りた」

 と語っていました。
 安堵感を感じさせられるようなさばさばした表情で。
 それは、いつバレるかとびくびくしていた時期が彼にとっては地獄のような時期で、この事件が発覚してやっと救済されたというような表情でした。彼が、今までいたところの暗闇の深さと、その暗闇に絡み取られて蟻地獄のような場所に落ち込んでしまった人間の真実を感じさせるような表情でした。
 
 勿論、被害に遭われた住民の方々にとっては、そんな本人の個人的な心情など聞かされても腹立たしさに変わりはないと思いますが。


追記:カズの出ていたシドニーFCの試合をちらちらと見ましたが、改めてリティはいいやつだなと再認識しました。彼がオーストラリアに行ってしまったことが、とても残念です。日本語もできるし、日本のサッカーをよく知っているし、日本のサッカー界にとっては惜しい人材だと思います。


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1 コメント

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同感です (ハルカ)
2006-01-23 21:20:26
こんにちわ。ご無沙汰です。

以前に書き込みをしたハルカです。



私も姉歯氏のことをブログで書いてます。

良かったら覗いてみてください。

http://blog.livedoor.jp/haruka924/
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