あざみ野荘つれづれgooブログ

おもに、サッカー関連のコメントを掲載していきたいです。
’78年のW杯アルゼンチン大会以来のサッカーファンです。

大輔前、大輔後 ( 男子フィギュアを変えた男 )

2014-11-01 15:05:05 | フィギュアスケート
 男子フィギュアの歴史における、高橋大輔の存在は、” エポックメイキング ”という形容詞で語られるべきものだ。高橋大輔前と後において、明らかに男子フィギュアは変わったと言い切ってもいい。そして、そのことを理解しているのは、日本人ではなく、海外のメディアと海外のフィギュア関係者たち( 解説者、選手、振付師 )、海外のフィギュアファンたちだと思う。

 トリノオリンピック後に高橋大輔とそのチームがやったことは、” 革命 ”と言ってもいいほどのことだった。そしてバンクーバーでは銅メダルでした。あの時の男子の3人のメダリストたちの演技を覚えているひとがどれだけいるでしょうか?大輔の「 道 」や「 eye 」は、いまでもフィギュアファンの間で語られるほどの名プログラムだから覚えているフィギュアファンも多いと思いますが、金のライサチェクとプルシェンコの演技を覚えているひとがどれだけいるでしょうか?プログラム名さえ思い出せないのではないでしょうか?バンクーバーでのプルシェンコの演技に、私は古臭さ、退屈さしか感じませんでした。今さらですが、ライサチェクはノーミスだったので、その金に異存はありませんが、プルシェンコの銀はプルシェンコというブランドによるものだったと思います。そう感じでしまったのは” 高橋大輔が男子フィギュアを変えた! ”からなのです。プルシェンコは” 大輔前 ”の選手なのです。

 そして、バンクーバー後のソチまでに起こったことは、ルール改正や日本国内での試合まで含めて、まさに高橋大輔潰しといってもいい、変わることに対する旧勢力の抵抗と言ってもいい四年間でした。そして失礼を承知でいいますが、ソチのプルシェンコは、もはや過去の遺物でしかありませんでした。その彼をソチで日本のマスコミは相変わらず過大評価してもてはやしていました。。

 高橋大輔が、その実績に対して、日本で正当に評価されたのは、今回の引退の時くらいではないでしょうか?そしてスポーツも含めて、すべての分野で、本物の実力が正当に認識され評価されるべきだとこころから思います。

 
 偽物の名声ははかなく消えていくんですけどね。

 あの ” サリエリ ”のように。。