あざみ野荘つれづれgooブログ

おもに、サッカー関連のコメントを掲載していきたいです。
’78年のW杯アルゼンチン大会以来のサッカーファンです。

最近のTVから( 11/18のTBSサンデーモーニングより )

2012-11-18 22:55:52 | 政治・経済
 11月18日のTBSサンデーモーニングより、少しだけ紹介します。

 今回の野田首相による突然の解散について
 
 寺島実郎氏

 「結局、民主党ってのがこの経緯のなかで第二保守党化して、野田首相のね、心の中にあるアイデンティティは保守ですよ。でたぶんこの選挙を超えてね、つまり保守連携で、実体的、自民党との連携で政治の流れを作って行こうという腹を決めて、いままでの民主党のなかの、ある主の戦後民主主義に対するこだわりだとか、リベラルとかっていうものがですね、ものすごく見えなくなってるなかでの選挙なんだっていう風に僕は見てますね。」

 佐高信氏(経済評論家)

 「0増5減というのがありましたけども、それよりもっとあの今の小選挙区制というものが現在の混乱をかなり生み出している要素なんで、0増5減よりは一挙に中選挙区制にもどすような改革をして選挙っていうのがよかったのかなという感じがしますけど。」

 ”民意を反映させる”中選挙区制に戻すべき、と。

 第3極について

 寺島実郎氏

 「自民党、民主党にももはや共通して言えることだけども、改革だとか維新とか言ったってですね、私からすればものすごくその背後にある世界観が古い。というのはこれだけですね、どんな小さな国でも民族でも自己主張するようなね、全員参加型の秩序に世界が向かっているような大きな流れの中で、日本はどこに立っていくのかって時に、たとえば外交、安全保障ひとつとってもですよ、いまだにね日米で連携して中国の脅威に向き合おうというゲームを作るような発想で、この外交安全保障の軸を決めるような政策を掲げてきている。要するに突き詰めてみればですね、”本当に世界観が古いんだよな”としか言いようがないひとたちがね、要するに保守再編として動いてる。我々はやっぱり国民の側から日本の次をどうしていくのか、これをやっぱり考える力、知恵がいま本当に問われてる時だと思ってます。」

 岸井成格氏

 「日本人で忘れちゃいけなのが、戦前にもちょうどいま、政治の混迷って失われた二十年って言われるじゃないですか。大正末期からね開戦までの二十年間、失われた二十年でね、まったくそっくりの構図になってるんですよ。それが非常にちょっとこういろんなものをね国民をまどわしちゃうようなところをね気をつけなくちゃいけない。(関口「その時は次はよくなったんですか?」)戦争に行っちゃったんです。」

 「風をよむ」のコーナーで

 田中秀征氏(福山大学客員教授)

 「第三極の場合、今見える人たちは非常に荒々しい人たちだよね。いけいけどんどんとか、威勢がいいとか。ところがそれに心配な人もうんと多いんだよ。だから、もう一つ流れが総選挙までに出てくるかもわからない。違う色合いの人たちも含めた形での第三極の戦列ができるといいなと願ってる。」

 金子勝氏(慶應義塾大学教授) 

 「強いリーダーとか、しゃべりがうまいとか、誰かを叩いてるイコール何かを変えてくれるんじゃないかとか、そういう劇場型の選び方をして”失われた20年”になっちゃったわけですよね。景気のいいことを言ったやつがひきつけるわけです。それは非常に危険ですよ。ここは冷静になって、原発や社会保障政策やあるいはTPPも含めて、政党よりも個別の候補で選んでいける有権者の目がないと非常に危険な状況で、ここんとこは心してかからないといけないというのが今度の総選挙だと思います。」

 寺島実郎氏

「私まあ11月4日、日曜日のワシントンポストがですね、特集で「日本の衰亡」ってのをやったんですね。中味、なぜ衰亡するのかっていうと、”政治の劣化”それから、”やらないでもいい近隣の摩擦を自ら起こしてるおろかさ”、そういうことをですね外が見てるんですね。僕はやはり日本っていうのは何でこの国はなりったってるのかよく考える必要がある。通商国家として、しなやかに柔らかく国際社会と向き合っていくという国じゃなければいけないのにですね、なにか荒々しく、乱暴な議論をするひとがですね決断力があるかのように見えるっていうかね」
 
 佐高信氏

 「憲法のK、原発のG、それからTPPのT、このKGTの三つに絞って選択したらいいんじゃないか。憲法は守る、原発は脱の方向に進める、それからTPPはちょっと待ったと、この三つで選択するのがいいんじゃないかなと思いますね。」