あざみ野荘つれづれgooブログ

おもに、サッカー関連のコメントを掲載していきたいです。
’78年のW杯アルゼンチン大会以来のサッカーファンです。

最近のテレビから

2007-04-01 17:50:34 | テレビ
 先日、NHKで放送された、プロフェッショナル仕事の流儀SP「宮崎駿・創作の秘密」を見た。宮崎駿の芸術家的頑固さ、偏屈ぶりがよく出ていてなかなか面白かった。息子の吾朗氏の初監督作品「ゲド戦記」の試写会時、後の彼の様子が特に興味深かった。試写会後、いかにもむっつりした感じで独り煙草を吸っているときに感想を聴かれて、「気持ちで映画を作っちゃいけない」、「(映画を観ながら)僕は自分の子どもを見ていたよ」「大人になってない」と言っていた。ふ~む、親子が同じ土俵で勝負する、しかも、その父親がその分野の偉大な存在であるということは、息子にとっては、かなりシンドイことだなあと思わされた。映画封切時に紹介された監督の感想は「素直な作りでよかった」というそっけないものだったが、この番組で紹介されたような感想が当時、紹介されていたとしたら、映画にとっては、かなり否定的なダメージがあったのではという感想だったから。私は、あの映画は、ダメだと切って捨ててしまうには惜しい部分、父親とは違う個性もあったし、こういう感想が紹介されてしまうことは、吾朗氏の次回作の可能性が閉ざされてしまうのではないかとも考えられて、気の毒に思ってしまいました。そもそも、ル=グゥインに息子の監督による映画化の許可を得に行ったのは駿氏自身だったことを考えると、彼にも、あの作品の制作、評価について、ある種の責任はあると思われるし。それは、直接、吾朗氏に伝えるべきだったのではないかと思われるから。


 次に、これはかなり以前の放送なのですが、TBSで放送された、さんまの新バラエティ「明石家さんちゃんねる」(今でも続いているのだろうか?)に掘北真希がゲストで出ていた時のさんまの態度が、どうにも納得がいかなかったので少し書いておきます。彼女がゲストだから見たのに、さんまの彼女に対する態度があまりにも失礼で、どうやら、彼は彼女のようなタイプにあまり興味や関心がなかったみたいで、(好みというのは誰にでもあるのだから、それはそれで仕方ないと思うが)、でも、さんまは時々露骨にそういう態度を放送でも見せるのだが、この時は、相手が新人女優だから許されるとでも思ったのだろうか、彼女には、こちらが聴きたいような質問を殆どせず、彼女の会話にも殆ど関心を示さず、その当時お気に入りだった長澤まさみのことをやたらと話題にしたがっていて、ゲストの彼女が気の毒で、途中で腹立たしくて見るのを止めてしまった。今思い出しても、本当に失礼で、見ていて不快だった。番組の私物化というか、トーク番組というのは、ゲストとのトークを聴きたいから見るのであって、司会者の個人的な好みや、女の子に対する芸人的な説教を聴きたいわけではないのだ。この番組、今も続いているのだろうか。あんな調子では厳しいと思われるのだが・・・。