あざみ野荘つれづれgooブログ

おもに、サッカー関連のコメントを掲載していきたいです。
’78年のW杯アルゼンチン大会以来のサッカーファンです。

オシムジャパンに熱くなれない私、ジダンのプレーを思い出してみた

2006-09-19 15:14:27 | サッカー
 最近、私の中のサッカー熱は、ひゅるひゅる~と言った感じで下がってしまっている。オシムジャパンにも、さして関心が持てない。皆それなりの選手なのでしょうが、まだまだこれからの選手をよいしょするスターシステムは大嫌いですが、特徴が無いというか、そこそこの選手ばかりでつまらないというか、そして何試合か見て、日本の弱点は選手が代わってもそのまま残っているなあという感じだし、これがオシムサッカーだあと言うような面白さは私にはまだ見えて来ない。何より、選手に個性が感じられない。(付け加えるならば、知性もですけれど。)

 と言うわけで、ドイツWカップのことを思い出してみようと思う。
 やはり、一番印象に残っている選手はジダンなので、彼のWカップで一番印象に残っているプレーを思い出してみたい。
 彼のプレーで一番記憶に残っているのは、勝つ気満々だったスペインにとどめを刺した、よろよろしながらの三点目のゴールと、彼が準決勝と決勝で蹴ったふたつのPKだ。このPKには、ふたつとも、「うーん・・・(凄い。)」と低くうなってしまった。ふたつのPKは、対照的なものだった。準決勝のポルトガル戦のPKは、殆ど助走をとらずに、強く足を振りぬいたもので、GKの読んだ方にボールは飛んだのだが、ボールのほうが有無を言わせぬ速さでネットに突き刺さっていた。そして、決勝のイタリアのブッフォンとの対決では、意表を突くようなループシュートをゴールラインぎりぎりに決めた。決めた後の、彼の傲慢にも見える、当然だろうとでも言いたげな様子にも感心した。そのふたつのPKの”迷いの無さ”は、自分の技術への絶対的な自信から来るものだったと思う。その静かな凄さに、静かにうならされた。(ブッフォンの方も、悔しそうな顔を見せなかったのはさすがだと思いましたが。)


 今の日本には、勿論、ジダンもいないし、カカもロナウジーニョもアンリもいない。でもピルロになら、ちょっと頑張ればなれそうな気はする。そういう訳で、日本の目指すのはイタリアのようなチームなのかもとも思ったりする。でも私の好きなのは、見ていて面白いオランダサッカーですけどね。
 ジーコの退任会見の「フィジカルが弱い」というのには、カチンときた人が多いと思うけれど、現在のオシムジャパンを見て、「さらにフィジカルが弱そうですね。これでは・・・、」とため息をついているのは私だけでしょうか。唯一強烈な個性を感じるのが(私の苦手な)ツゥーリオだけと言うのも何だかなあー・・・。


追記:昨日のニュース23に3人の首相候補が出ていたのをちらっと見たが、しゃべり方、物腰とも一番心もとなかったのが、安倍氏だった。あとのふたりを支持するわけではないが・・・。