飛行中年

空を飛ぶことに薪ストーブ、そして、旅をこよなく愛する一人の中年のブログです。

2023年東北の旅 5日目

2023-05-17 20:04:04 | 旅(freedom person)

徳良湖公園で一夜を明かし、ゆっくり南下していきます。

この後、再び日本海側に向かうことも考えましたが…。

蔵王を越えて、太平洋側に向かうことにします。

 

トコトコ走って、蔵王を登ってみました。

ここまで登ると、さすがに寒いです。

後ろに映っている建物はトイレ。

使わせていただきましたが、使用後、自分で水を汲んで流す仕組み…。

そりゃ~ここまで水を持ち上げるとなると、その設備に相当お金がかかりますもんね!

 

蔵王エコーラインを進んでいきます。

まだまだかなり雪が残っていますね!

ここで、ちょっといたずら心が湧いてしまいました!

冷蔵庫代わりに使っているクーラーボックスに、雪を詰めてみました!

これで、本日の氷の補充はやらなくて済むでしょう。

 

蔵王を降りて、太平洋側へと進む途中…。

宮城県角田市で、宇宙関連の資料館を発見!

角田市スペースタワーコスモハウスです。

H-2ロケットの、実物大模型が展示されています。

この街には、ロケットエンジンの実験設備があったんですね!

 

この資料館で、私は思わぬ再開を果たしました!

ふよう1号のSTM…。熱構造モデルが展示されていました!

これには驚きました!

なぜならば、私、30年以上前に、この熱構造モデルを、某衛星工場で見ていたからです!

熱構造モデルとは、人工衛星の基本設計が終わった後に…。

計算では求められない複雑な要素、例えば、熱解析やら、共振現象などを…。

ほぼ実物と同じモデルを作って、実験してみるモデルのことを言います。

この熱構造モデルは、宇宙には打ち上げられません。

本設計の前のデータ取りに使われるんですね! 

しかし、内部に搭載するコンポーネント、つまり、機器類は、本物と寸分たがわぬもの…。

このモデルの後に作られるPFM (プロトフライトモデル)、あるいは、FM(フライトモデル)で不具合が生じたときの

予備として、このSTMのコンポーネントを使うことも、考えられて作られています。 

まさか、こんなところに、ふよう1号のSTMが展示されていたなんて…。

このふよう1号は、PFM(プロトフライトモデル)一つが作られて、打ち上げられましたが…。

自慢の「合成開口レーダ」の展開がうまくいかずに、ひと悶着ありました。

最終的には、何とかなりましたね!

ちなみに、人工衛星って、経費節減のため、PFM(プロトフライトモデル)を、プロトではありますが、そのまま

宇宙に打ち上げて、1号機ということにしてしまいます。

実用衛星などで、予備機が必要な時のみ、FM(フライトモデル)が作られ、この場合、それを2号機と呼びます。

例外として、人が乗る宇宙機のみ、不測の事態に備え、PFM(プロトフライトモデル)を地球に残しておき、FM

(フライトモデル)を、宇宙にあげる流れになっています。

 

今日は、道の駅よつくら港まで進むつもりでしたが…。

途中で、南相馬市の原町シーサイドパークによってみたところ…。

ここ、トイレもきれいだし、水場もあるし、静かだし…。

何といっても、波の音を聞きながら寝ることが出来る…。

素晴らしい車中泊場所じゃないですか!!

急遽、予定を変更して、今夜はここで泊まることにしました!

まだ日が高いですが、早々にエタノール暖炉を焚いて、晩酌を始めます…。

快適そのもの…。

 

…。

一晩、快適な夜を過ごし、今日は家まで帰ります。

途中…。

那珂湊の魚市場により、旨い魚をゲット!

肩がぶつかってしまうくらい、大勢の方が来られていました。

気を付けると、結構外国語が飛び交っています!

コロナの自粛もなくなって、すっかり元の社会に戻りましたね!

 

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