前回では、ウルトラホーク1号に付けられた、なぞの水平尾翼についてお話ししました!
コレですね↓
ウルトラホーク1号のように、三角翼の機体って、翼の後縁部分が水平尾翼の役割を担うため、
これ、航空力学的には、全く意味をなさないものなのですが…。
しかし…。
このウルトラホーク1号が分離し、アルファー機だけになった時…。
ミサイルと同じ原理を使わないと、飛行出来ないため…。
そのため、この水平尾翼がないと飛行出来ないことを解説いたしました。
これですね!↓
…。と、一応分かったつもりでいたのですが…。
この理由でウルトラホーク1号に水平尾翼があるとすると、新たな問題があることに気付いてしまったんです!
それがコレの存在です!↓
ウルトラホーク3号の存在です!
このウルトラホーク3号にも、水平尾翼らしきものはあります。
ちなみに、このような円形の翼は円盤翼と言われていて、実際に何機かの実験機が実際に作られています。
これですね!↓
実をいうと、この円盤翼も、ウルトラホーク1号のような三角翼と同じく、水平尾翼が不要な飛行機なんです!
翼の前後の距離があるので、三角翼と同じく、後ろの部分が水平尾翼の役割をしてくれるんですね!
ならばなぜ、ウルトラホーク3号には、水平尾翼らしきものがあるのでしょうか…。
ウルトラホーク3号は、ウルトラホーク1号のように分離はしません…。
…。
…。
これは困ったことが起きました。
いろいろ考えたのですが…。
結局は…。
これらはみんな、カッコイイから水平尾翼がついていたんですね!
(そんなこと、初めから分かっとるわい!と、声が聞こえてきそうですが…。)
ちょっとブログネタもなかったので、大真面目にこの問題に取り組んでみました!
しかし…。
ウルトラホーク3号のような円盤翼、実際に考えてみても、可能性のある翼でもあるんです!
上で、円盤翼の実験機は何機か作られた…。と、ご紹介しましたが、
本当に、この円盤翼は、優れた特性を持ち合わせている飛行機なんです!
低速での安定性が良く、失速特性も穏やか…。
つまり、操縦しやすい特性があるんですね!
そのため、狭い場所への着陸がやりやすく、航空母艦への着艦も容易なのだそうです。
そんな長所があったため、何機かの実験機が作られたわけですが…。
形がとにかく奇異であったため、採用までには至らなかったようですね!
私、思うのですが…。
この円盤翼って、次世代スペースシャトルの候補として考えても良いように思えるんです!
パイロットの負荷を軽減してくれる操縦性。
しかも、コンパクトに収まり、軽く作ることも出来ます。
更に、大気圏突入時の、機体への負荷も少なそうな形をしています。
ウルトラホーク3号のような円盤翼は、ただの空想だけでなく、実際に研究してみても良い形だと思います!
さて、前回、そして今回と、SF空想物語で出てくる飛行機について、大真面目に取り組んでみましたが…。
実は、皆さんもよく知る、あの有名なSF空想物語に出てくる、あの飛行機が、本当に優れた性能を持っている可能
性があることに、私は気づいてしまいました!
その飛行機については、次回に取り上げさせていただきます!