皆さま、お元気ですか。夜半から吹き荒れた大風のせいで花粉が飛んだらしく、現在、目がかゆくて仕方がないブログ編集委員Yです。
しかし、そんなことは忘れて(というより、このかゆみを何とかして忘れたい・・・)、今日は当院の栄養管理室の取り組みをご報告いたします!
あわら病院では各部門が様々な取り組みをしています!
その頑張りを皆様にご紹介したいと思い、今回は栄養管理室を取り上げてみました。
フード・マイレージ : 栄養管理室の取り組み
フード・マイレージとは、「食料の(=food)輸送距離(=mileage)」という意味です。
食料生産地から食卓までの輸送に要した「重量×距離」で表します。生産地と消費地が近ければフード・マイレージは小さくなります。しかし生産地と食卓の距離が遠くなるほど、輸送時に二酸化炭素の排出量が多くなり、環境に悪影響を及ぼすと考えられています。環境保護の観点からも、身近にある食材を選ぶ事が大切なのです。また、どこでどのように生産されたかにこだわることで、より安全で安心な食事の提供につながると考えます。
栄養管理室ではフードマイレージに取り組み、「地産地消」つまり地元でとれる旬の野菜や果物、そして魚を使用して、安全・安心かつECOな食事の提供を目指しています!
ちなみに、フード・マイレージは「t・km(トン・キロメートル)=食料の重量×輸送距離」で表します。平成12年の日本の輸入食料品のフード・マイレージは、5002億 t・kmでした。韓国では1487 億t・km、米国では496億t・kmです。一人当たりのフード・マイレージも、日本3955t・km、韓国3226t・km、米国496t・kmで、日本は食料をかなり輸入に頼っているのです。
あわら病院では、フード・マイレージを小さくするために、食材の変更をしました。
たとえば
米国産の「むつ」を青森産の「たら」にすることで10300→660 km、
アイスランドの「赤魚」を石川産の「かわはぎ」にして8600→50 km、
カリフォルニア産の「オレンジ」が佐賀産の「みかん」になって10300→630 km
と食材を海外産から国産へ、また、地元のものへと変更することでマイレージ減!!
そして当院のフード・マイレージは、2008年6月上旬の約830 t・kmから12月上旬の約451 t・km、一人当たりでも約5.4 t・kmから約3.1 t・kmまで減少し、
①地産地消で安全・安心!
②旬の献立で患者さまにも好評!
③フード・マイレージ減でECO!
と、なったと思います。(^^)
今後も患者さまからのご意見を大切にし、マイレージも意識しながら、献立・調理・購入に創意・工夫・努力を重ねていきます。
以上、栄養管理室でしたー。
あわら病院・栄養管理室は今日も頑張ります。
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