旧あわら病院ブログ(2016年度までの軌跡)

福井県の北の端にある「独立行政法人国立病院機構あわら病院」の
2008年11月から2017年3月までの記録です。

わかば病棟の新人歓迎会に参加しました。

2009年04月30日 13時02分12秒 | 重症心身障害

4月23日、あわら市内の焼肉店で、わかば病棟の新人歓迎会がありました。
ブログ編集委員Yも参加して、ここぞとばかりにお肉をたっぷり食べてきました。
(野菜不足も気になるので、野菜も沢山食べました。)
新人さんの歓迎会でしたが、新人さん以上にベテランさんが盛り上がり、なかなか楽しい(騒がしい)雰囲気でした。


 カメラを構えると一斉に顔をかくす人たち。なぜ!?


 和やかに談笑する人たち。このあとかなり盛り上がりまして…。


 こちらもハイペースで食べた後、談笑中です。


 新人さんたち。これからよろしくお願いします。


 優しい先輩たち。これからもよろしくお願いします。


わかば病棟は栄養をつけて頑張っています。

あわら温泉春祭り

2009年04月29日 18時22分06秒 | あわら市・坂井市

4月29日は祝日だというのに、病院に向けて車を走らせていたブログ編集委員Yですが、
あわら温泉街に入った途端、ちょっとびっくりしました。
ケロロ軍曹の大きなバルーンを持った50~60才代の女性が、もくもくと道を歩いていらっしゃる…。
あのケロロ軍曹、目立つなあ…。

あれ、他にもケロロ軍曹(のバルーン)を持ったおじさんが?
と、思ったら、金魚すくいをしてきた女の子や、玩具の剣で遊んでいる男の子たちがいて、果ては通行止めに会いました。

あわら温泉春祭りだー!通行止めの向こうには小規模ながら露天が立ち並んでいます。
いいですねえ。ちょっと寄り道したい…けど、時間がない…。
と、涙を呑んで病院へ向かったブログ編集委員Yなのでした。

途中、温泉旅館の駐車場で待機している山車も見かけました。

よし、5月の三国祭でリベンジだ!
6月には北潟湖畔花菖蒲まつりもあるぞ!

…その前に仕事しよう。


春もそろそろ終わり?

2009年04月28日 17時51分30秒 | Weblog
遠くの山々のパステルカラーの緑が、日に日に濃くなっていきます。
そろそろ「新緑の候」「青葉目にしみるころ」「惜春」という5月の時候の挨拶がふさわしい季節になってきました。
春が終わる前に、撮りためた写真を掲載しておきたいと思います。


病院玄関へ向かう坂道の花壇に、重症心身障害者病棟の環境美化委員会の方々が芝桜を植えてくれています。(4月19日)


この木は何でしたっけ?白い小さな花がたくさん咲いています。デイケア棟の裏です。(4月19日)


職員駐車場の端にある桜の木です。(4月19日)


職員寮のそばでは八重桜が咲いていました。(4月19日)


デイケア棟と1病棟の間で花を咲かせていた、枝垂桜の若木です。(4月19日)


4月25・26日の強風で桜は散ってしまいました。そのかわりツツジが咲き始めています。



ツツジの香りに誘われてミツバチがやってきました。どこにいるかわかりますか?(4月27日)



メキシコなどでは豚インフルエンザの感染が広がり、WHOは警戒水準をフェーズ4に引き上げました。
手洗い、うがい、マスクの着用、感染流行時に人ごみを避ける、といったことについては、日頃から心がけておきましょう。

簡易懸濁法 : 薬剤科の取り組み

2009年04月22日 17時00分10秒 | 薬剤科

あわら病院には療養病棟と重症心身障害者病棟があります。
それぞれの病棟に入院されている患者さまや利用者さまは、いろいろなお薬を服用なさっていますが、嚥下機能が低下していて口から飲みこむことが難しく、経管(胃チューブなど)からの服用となる方も居られます。
経管からの服用の場合、今までは錠剤を砕いて散剤(粉薬)にして、それをお湯に溶かしてチューブから注入していました。
しかし最近、「簡易懸濁法」という薬剤投与法が、各病院に普及してきました。「簡易懸濁法」には様々なメリットがあるので、あわら病院でも薬剤科が中心になって、導入しました。簡易懸濁法はとくに療養病棟で取り入れています。

ここで「簡易懸濁法」について簡単にご説明します。



「簡易懸濁法」とは、錠剤を粉砕して散剤(いわゆる粉薬)へと調剤する代わりに、服用直前に、一定温度のお湯で溶かして投与する方法です。昭和大学藤が丘リハビリテーション薬局長の倉田なおみ先生が考案・実用化されました。
水溶性の錠剤やカプセルなら、わざわざ砕いたりカプセルを開けたりせず、水に溶かしてしまえばいい、というわけですね。

そして、簡易懸濁法には沢山のメリットがあるのです。…例えば

①粉砕によるロスの解消
粉砕法では、粉砕に使う器具や分包紙・分包機への付着などによるロスが指摘されています。調剤ロスについて、粉砕錠数や製剤により大きくばらつきが生じているという報告があります。

②分包によるコンタミネーションの防止
上記のように、粉砕法では、薬が粉砕器具や分包機に付着してしまい、次の粉砕調剤時に前の薬が混ざってしまいます(コンタミネーション)。簡易懸濁法ならコンタミネーションを防止することができます。

③与薬時に、薬の内容を確認でき、かつ被爆を防げる
粉砕してしまうと、どの薬も同じような粉薬になってしまい、薬品名が確認できません。しかし、簡易懸濁法では錠剤のままなので投与直前に確認でき、投与間違いを防止できます。また、粉砕時や散薬開封時に調剤者や与薬者への薬剤曝露(吸い込む、手に付着するなど)が起きてしまいますが、簡易懸濁法ではこれを回避できます。

④オーダー変更による経済的ロスの減少
粉砕薬剤の場合、1薬品だけの中止・変更の対応ができず、混合された全ての薬品を破棄して再調剤する必要があり、経済的ロスが生じます。簡易懸濁法では、薬を破棄する必要がなく、経済的ロスがありません。

⑤調剤時間の短縮と業務の効率化
病院薬剤師にとって、調剤時間の短縮は大きなメリットです。これまで粉砕業務に当てていた時間を他の業務に使うことが出来ます。

⑥医療費の軽減
細粒・顆粒・ドライシロップは錠剤よりも薬価が高いことが多く、簡易懸濁法導入は医療費軽減に繋がります。

⑦チューブが閉塞しない
粉砕法では、薬剤によって細粒・顆粒剤を使用したり、粉砕時に乳糖を付加して調剤したりしてきましたが、これがチューブ閉塞の危険性を増大させていました。薬のかさが増えて溶けにくくなり、詰まってしまうのです。簡易懸濁法ならチューブ閉塞のリスクを軽減できます。

⑧分包数の減少
錠剤・カプセル剤が一包化されてくるので、内服薬一回分のセットがわかりやすくなり、セットミスのリスクが減ります。時間の短縮にもなります。



どうですか。(ちょっと堅苦しい文章でしたが)今ここでも8つもメリットを挙げることができました!そういった良い方法ですから「導入しない手はない!」はずです。


しかし如何せん新しい方法なので、初めて聞くとややこしそうに思えます。ブログ編集委員Yも初めのうちは「薬剤科が何だか難しいことを言っているな」とか思ったものです。

そういうわけで導入時に各部署から抵抗にあう危険があったのですが、当院では、薬剤科と看護課がお互いに協力して積極的に説明会を開き、簡易懸濁法について皆にわかりやすく教えてくれたので、スムーズに移行することが出来ました。

療養病棟の看護師・療養介助員を対象にした、導入後の満足度調査でも、「導入してよかった72.2%」とよい結果を得られています。



薬剤科は今日も頑張っています。


春の北潟

2009年04月17日 19時54分14秒 | Weblog

気がつけば1週間以上、ブログを更新していませんでした。
春うららかな気分に、ブログ編集委員Yも飲み込まれてしまったようです。
ジョウビタキと入れ替わりに、ツバメがやってきてウグイスも鳴き始めたというのに、これではいけません。…何か新しいことを報告しよう!と、思ったのですが、ちょうど春爛漫。ですので、今回も春の写真を掲載することにします。

上の写真は、外来駐車場から見た北潟湖の西端です。



重心病棟裏の山桃の木です。これは4月8日の様子です。
清楚で可憐なたたずまいです。

 
同じ山桃の木です。4月16日の様子です。鮮やかな色合いに変化していました。



山桃の横にはハナミズキも咲いています。



K先生が先日購入した、新しい聴診器です。古いほうと一緒に並べてみました。
…どちらが新しい方だろう。写真ではわかりにくいです。


 
菜の花や、白桃も咲いています。
北潟地域ではないのですが、足羽川沿いには菜の花が咲き乱れているところがあって、
「いちめんのなのはな いちめんのなのはな」という詩を思い出しました。



中庭の水仙が咲き終わり、チューリップに取って代わられていました。


あわら病院は春爛漫です。

あわら病院で小さな春を見つけました。

2009年04月08日 22時44分01秒 | いきものこぼれ話

今週に入って急に暖かくなったせいか、あわら病院でも桜が満開を迎えています。
今回は、あわら病院で見つけた春の風景を皆さまにご紹介しようと思います。


正面玄関に続く道筋の桜のアーチです。


別の角度から見てみました。黄色い花は連翹(れんぎょう)です。院長に教えてもらいました。

写真撮影中に、お花見がてらお散歩中の患者さま(&職員)にお会いしました。



タンポポも咲いています。


中庭の水仙です。


駐車場の桜の花です。デジカメの接写方法をはじめて理解しました。(汗)





おまけのジョウビタキ(オス)。先日、食堂の窓から見つけて撮影しました。
そろそろ繁殖のために大陸に渡る時季です。一昨日から姿を見かけませんが、きっと出発したんだと思います。来冬も元気な姿を見せてほしいものです。


小さいけれども頑張っています。


別れと出会いの季節(笑)

2009年04月06日 17時49分05秒 | Weblog

内科のK医師が「聴診器のカタログ」を見ていました。

先日、長年、愛用していた聴診器が壊れてしまったそうです。
K医師は「部品を交換すればもうしばらく使えると思う。」と、あくまでも愛用の聴診器を直して使い続けるつもりでした。

ところがその時、聴診器を取り扱う業者さんの一言が…。
「ただいまスプリングキャンペーン中です!この際、如何ですか。」

そして何と!タイムリーに「年度末ボーナス」の支給が…。

と、いうわけで、冒頭の「聴診器のカタログ」に繋がったのでした。K先生らしい年度末ボーナスの有効利用です。流石ですね!

ともかくもK医師は、晴れて10年ぶりくらい?に、聴診器を新調することになりました。でも古い聴診器の方も「換えの部品を用意して使い続ける」とのことです。物を大切にするのはいいことだと思います。

写真は「聴診器のカタログ」の表紙です。かっこいいです。

平成21年度が始まりました。

2009年04月03日 17時44分02秒 | 様々な取り組み

桜の花も徐々に咲き始め、来週辺りには見ごろになりそうな今日この頃ですが、皆さまには如何お過ごしですか。
福井県健康福祉部健康増進課の「福井県感染症情報」によりますと、福井県では3月半ばにインフルエンザの発生が再び増加しましたが、現在は減少傾向にあるようです。しかしまだまだ油断は出来ませんので、春休みだからといって無茶な生活はしないようにしましょう。

それでも桜の蕾がほころび始め、インフルエンザも減少傾向ということで、確実に季節は「春」になってきています。そしてあわら病院も新たな年度にあたり、新しい職員を迎えました。看護課もご他聞にもれず、早速、新人研修を行っていました。


研修期間中は「講師及び研修受講生以外の入室は禁止!」ですが、そこはそれ!?
ブログネタを探している編集委員Yはちゃっかり入室。(もちろん許可はもらっています。)

「研修真っ最中にお邪魔してすみませんー。写真を撮らせてくださいー。」
「いいですよー。」




というわけで、「感染管理看護師(ICN)から、標準予防策や手洗い、医療廃棄物の適正管理などについて指導を受ける新採用職員」を撮影してみました。横で研修の様子を見ていましたが、新採用の皆さんのほうから「こういう場合はどうするべきか。」と積極的に質問していて、頼もしく感じました。

ブログ編集委員Yも頑張らないといけません。


午後からは、院長・事務長・総看護師長ら幹部職員を交えた「新採用職員との意見交換会」が! 
これは是非、写真におさめなければなりません。 

「写真撮らせてくださいー。」
「いいですよー。」


院長の後ろから「緊張した面持ちの新採用者たち」を撮影。初々しいです。


異動してきた師長の自己紹介。お互いに自己紹介をして、親睦を深めています。
しかし、ブログ編集委員Yは、テーブル上のショートケーキに意識を集中しています。(笑)
だって美味しそうなんですよ…。


新採用者の方々の席から見た幹部職員の皆さん。ちゃんと師長の自己紹介に意識を集中しています。


あわら病院は今日も頑張っています。