10月29日の夕焼けです。
文字通り、空が燃えています。(萌えではありません。
)
燃える夕焼け空を見て、小学校の頃に授業で歌った「まっかな秋」という童謡を思い出しました。「まっかだな まっかだな からすうりって まっかだな とんぼの背中も まっかだな♪」という歌です。当時も今も「からすうり」がどんななのか知らないのですが。今度、調べてみようと思います。
それは兎も角として。
あわら病院の看板と夕焼けです。
色違い。少しの時間差で、空の色が随分変化します。
淡い色調の夕焼け雲が、儚げに浮かんでいます。
枕草子の第一段も思い出しました。
「秋は、夕暮。夕日のさして、山の端いと近うなりたるに、烏の、寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど、飛び急ぐさへ、あはれなり。まいて、雁などの列ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。」
10月30日の朝には、ちょうどマガンの群れが坂井平野上空を鳴き交わしながら飛んでいくのをみかけました。清少納言が眺めた雁の飛ぶ情景を見られる地域は、現在の日本では少ないですね。カラスやムクドリが塒に帰るのはしょっちゅう見かけますが。
美しい夕焼けが見られた29日の昼は、曇り空でした。
風も強かった。台風の影響だったのかもしれません。(太平洋側に抜けたのですが。)
写真は、あわら市北潟に最近建設された、風力発電の風車です。合計10基だそうです。
ちょうど29日に、木の芽病棟から北潟湖畔にバスハイクで出かけまして、その時に撮影した写真です。なかなか壮観です。エコです。曇り空なので写真映りがいまいちですが、青い空と木々の緑に白い風車が映えてとても綺麗です。
でも、騒音とか低周波とかバードストライクとかコストパフォーマンスとかが、ついつい気になるところです。その辺りは十分、検討を重ねられていると思いますが。メリット・デメリットは何にでもあるものですね。
*バードストライク:
鳥が建造物・構造物と衝突する事故のこと。鳥が風力発電の風車にあたると、鈍的に体を切断されたりするそうです。風車はゆっくり回っているように見えるのに…。あわらの風力発電では、ガンが渡ってくる時期の朝夕に、風車をとめて対応するそうです。でも、北潟湖のミサゴとかは大丈夫なのかなあ。
余談ですが、以前、東京ビッグサイトの国際展示場のガラスに衝突して脳震盪をおこしたシギに出会ったことがあります。ガラスに青空が映って本物の空のように見えるんですよね。結構、あの回りでも落鳥するようです。通りがかった清掃の人が「またか」と言ってましたから。シギは海の方に放しておきました。
環境とかエネルギーとか生物多様性とか考えてしまいます。…考えてるだけですけど。
COP10って終わったんだっけ?
さ~て、次回のあわら病院ブログは~、
「ちびっこ看護師さんも大活躍!あわら市民文化祭!」
「優勝商品はたこ焼き器!腰痛は大丈夫か、ソフトバレーボール大会!」
「故郷に思いを馳せて…秋のバスハイク」
の三本です。じゃんけんぽん!
・
…嘘です。三本立てではありません。
ところで私は「じゃんけんぽん」ではなく「いんじゃんほい」と言っている地方で育ちました。そして「いっせいの~せー」ではなく「いっせいの~でー」派です。
さて、私はどこで育ったのでしょうか。←どうでもいい。