平成21年11月18日(水)、坂井市三国社会福祉センターにおいて、高齢者医療研究会と福井県看護協会坂井支部地区との共催で、「第2回高齢者医療研究会」を行いました。
高齢者医療研究会は、あわら・坂井地区の施設・医院・病院に勤務する看護師・コメディカルを対象にした研究会で、【地域の高齢者医療の質向上】を目的に本年1月に発足しました。
今回のテーマには「高齢者の終末期医療」をとりあげました。終末期医療における倫理的課題は、患者さまを中心に様々な職種が広い視野から討論する必要性を強く感じながらも、十分検討されていない状況にあります。
そこで、講師に尾藤清司先生(国立病院機構東京医療センター臨床研究センター臨床疫学研究室長)をお迎えし、「高齢者の終末期医療における倫理的な考え方について」 というテーマで、事例を交えた講演をしていただきました。
高齢者の終末期医療をどう考えればよいかは、日々の医療(治療・看護・介護)の現場では身近な問題で、特にご本人の意思が確認できない時の医療のあり方についてなど難しく悩みの多い事であり、参加者は熱心に講義に聞き入り、あっという間の1時間でした。
尾藤先生から、終末期の倫理的問題は考えれば考えるほど「もやもやするもの」ならば「前向きに考えて行くこと」と提言され、さらに大切なことは「一度に決めない。一人で決めない。」ということです、とのお話がありました。
参加者からは、患者さんにとっての最善について、家族を交えた多職種のチームで何度も話し合うこと、一人の価値観で決めないことの大切さを学んだなどの感想があり、地域の高齢者医療を各施設の枠を越えたチームで共に考えるよい機会となりました。
参加者は医院、病院、施設、行政等の医師、看護師、介護職、コメディカルと多職種に渡る115名でした。日々の医療を考える有意義な時間を過ごすことができました。
尾藤先生、ありがとうございました。
― 高齢者医療研究会実行委員 ―
高齢者医療研究会は、あわら・坂井地区の施設・医院・病院に勤務する看護師・コメディカルを対象にした研究会で、【地域の高齢者医療の質向上】を目的に本年1月に発足しました。
今回のテーマには「高齢者の終末期医療」をとりあげました。終末期医療における倫理的課題は、患者さまを中心に様々な職種が広い視野から討論する必要性を強く感じながらも、十分検討されていない状況にあります。
そこで、講師に尾藤清司先生(国立病院機構東京医療センター臨床研究センター臨床疫学研究室長)をお迎えし、「高齢者の終末期医療における倫理的な考え方について」 というテーマで、事例を交えた講演をしていただきました。
高齢者の終末期医療をどう考えればよいかは、日々の医療(治療・看護・介護)の現場では身近な問題で、特にご本人の意思が確認できない時の医療のあり方についてなど難しく悩みの多い事であり、参加者は熱心に講義に聞き入り、あっという間の1時間でした。
尾藤先生から、終末期の倫理的問題は考えれば考えるほど「もやもやするもの」ならば「前向きに考えて行くこと」と提言され、さらに大切なことは「一度に決めない。一人で決めない。」ということです、とのお話がありました。
参加者からは、患者さんにとっての最善について、家族を交えた多職種のチームで何度も話し合うこと、一人の価値観で決めないことの大切さを学んだなどの感想があり、地域の高齢者医療を各施設の枠を越えたチームで共に考えるよい機会となりました。
参加者は医院、病院、施設、行政等の医師、看護師、介護職、コメディカルと多職種に渡る115名でした。日々の医療を考える有意義な時間を過ごすことができました。
尾藤先生、ありがとうございました。
― 高齢者医療研究会実行委員 ―