旧あわら病院ブログ(2016年度までの軌跡)

福井県の北の端にある「独立行政法人国立病院機構あわら病院」の
2008年11月から2017年3月までの記録です。

あわら病院の長くて短い1日・・・!

2012年03月29日 13時01分30秒 | Weblog

  (記事の下にも写真がたくさんあります。重かったらゴメンナサイ。)

院長先生の強いリーダーシップの下、数年前より構想を練ってきた病棟の更新築工事が、関係各所の協力の甲斐あって無事竣工し、3月24、25日に引っ越しを迎えました。24日早朝から、病院職員はもとより建設に携わっていただいた工事関係者や、医療機器関連業者の方々も続々と詰めかけてきました。

担当部署毎に引っ越しの手筈を十分復習した後、通路、廊下の角に要員を配して安全を期し、旧1-A病棟より整然と患者さんの移動が始まりました。エレベーターホールには、妙齢の師長さんがエレベーターガールならぬプラカードレディーとして差配をし、滞りなく患者さんの搬送が終了しました。数ヶ月前より入念な打ち合わせを行ってきたことも功を奏して、医療機器の搬入も整然と進みました。

幾度となく議論やシミュレーションを行い、考え抜いた末に決定した引っ越し動線だとしても、入院されている中には、常時人工呼吸器を手放せないような重症患者さんも多数いらっしゃいます。患者さんに余計なストレスや不安を感じさせないよう、努めてにこやかにクールな表情で引っ越しは進みましたが、実は普段静かな病院は総看護師長を筆頭に「走る~走る~俺たち(わたしたち)~」状態なのでした。
また、多忙な日常業務を遂行しながら、恙なく新病棟での業務に移行できるよう準備を続ける病棟師長以下病棟看護師の皆さんは、新病棟での業務に胸膨らむ一方で、来るべき「エックスデー」が近づくに連れ、とくに不安に苛まれる長い日々を過ごしました。
しかし、その不安は当日限りで杞憂に終わりました。


新病棟は北潟湖畔を眼下に見下ろせる高台に建設されたため、エレベーターホールに広く開口が取られた窓や東側病室からは、病院を取り囲むさくら並木、新緑の映える北潟湖畔、そして日本三名山のふたつ霊峰「白山・立山」を抱く白山連峰の山並みも眺望できる素晴らしい療養環境となりました。また、北潟湖畔で開催される夏の花火大会の特等席も確保できるというおまけ付きで、四季折々患者さんの目も楽しませてくれることでしょう。

どのような業種でも、通常業務に支障を来さないよう入念な準備を行った上で、新たな建物への引っ越しは休日を利用して行われることと思います。病院の引っ越しも然りですが、入院患者さんを抱え生命のやり取りの最前線である病院には、一瞬たりともその業務を中断することが許されない病院特有の事情があります。

医療奉職25年生の私ですが、これほど大がかりな病院の引っ越しを目の当たりにしたことは初めてでした。大半の職員にとって病院の引っ越しなど初体験と思われる中、大きな混乱もなく引っ越しを無事完了された手練れの技に、あわら病院職員のチームワークの良さを実感した「非常勤レポーターK」でした。

 

非常勤レポーターK様、レポートありがとうございました! 

以下、引っ越しの様子写真(証拠写真)です。

 

 妙齢の人!?(「患者・物品責任者」のゼッケンつき)

  ゼッケンの下の「廃棄」の文字は何!?

 物品担当。(旧病棟階段前にて) 

 患者さん担当。(新病棟病室にて一瞬のピース。後ろの人たちも忙しそう。)

 引っ越しオリエンテーション(重心病棟)です。

 引っ越し工程表です。 

 引っ越し中です。 

 引っ越し中です。 

 引っ越し中です。

  新病棟のライトコート。(クリックするとやや大きい画像になります。)

 新しい会議室で。

 引っ越し後…旧1病棟の病室です。 

 引っ越し後・・・寂しそうな旧わかば病棟。
「僕たちの古い重心病棟は壊されるの?」とMさんが呟いていらっしゃいました…。寂しい、でも新病棟は嬉しい、複雑な気持ちです。

 新しいスタッフステーション。今から片付けます。

 25日は霰が少し降りました。でも引っ越しは外に出ずに行えたので、寒くありませんでした。

写真提供:カメラマンC(&編集委員Y)

 

新しくなったあわら病院をこれからもよろしくお願いします。 


惑星

2012年03月15日 18時57分17秒 | Weblog

昨夜(3月14日)、仕事帰りに夜空を見ると、北西(だと思われる)方向に明るい星が二つ並んでいました。

やや低い位置にあり、(車の窓から見たので)すぐに建物や山の影に隠れたりしましたが、
信号待ちの時や自宅についてからじっくり見ると、赤い星と青白い星が並んでいるように見えました。

火星と金星?青白いほうは宵の明星に見えるけれど?
かなり近い距離で並んでいるけれども、惑星が並んで見えたりするかな?

・・・とか思っていましたが。

木星と金星でした。

「今週、北半球の西の空で、木星と金星が接近する天体ショーが見られる」という情報を今日、偶然、発見しました。
しかも一番接近して見えるのが3月14日だったとか。
(ちなみに火星は東の空に見えるそうです。)

仕事帰りにたまたまでしたが、素敵なものを見ました。
今週のあわら病院は病棟移転カウントダウンで、スタッフ一同気合入りまくりですが、
星たちに癒されました。


早朝の坂井町にマガンの群れ

2012年03月14日 16時57分13秒 | いきものこぼれ話

 

3月13日の朝6時~7時、坂井市坂井町の田んぼに沢山のマガンが飛来しました。
おそらく石川県の片野鴨池から飛んできたのでしょう。
朝からマガンたちが元気に鳴き交わす声が聞こえたので、雁行を見るためにすりガラスの窓を開けようとしましたが、寒かったのでやめました(笑)。
冬の間は毎日、餌を食べに片野鴨池と坂井町を往復しているはずのマガンたちですが、13日は、やけに鳴き声が目立ちました。

14日の今朝もマガンの大襲来?を期待していたのですが、声はさっぱり聞こえませんでした。

もしかして13日は渡りの前の大集合だったのかも!?(だとするとちょっと寂しいです。)

今年はまだ雪がちらついていて、なかなか「春めく」とはいきませんが(そういえば梅の開花も見ていない気が…)、例年では、早いと4月にツバメを見ることもあります。
長距離を移動する渡り鳥のことを編集委員Yは尊敬?しているのですが、今年度、東北に飛来した渡り鳥たちは驚いたにちがいない・・・。

新潟の地すべりもなかなか止まらない様子です・・・。

 

上の写真は、「家の近くの田んぼに飛来したマガンたち」です。13日の出勤前に撮影しました。
せいいっぱいのズームで撮りましたが、わかりにくいです・・・。
もう少し離れたところにかなり大きな群れがいましたが、遠くてカメラにはおさめられませんでした。

 こちらも同じマガンたち。いっぱい食べてシベリアに帰る予定?

 

坂井町のマガンたちもあわら病院も、元気です。

 


3月11日

2012年03月12日 10時17分29秒 | Weblog

3月11日、昨日で東日本大震災から1年が経ちました。

今後の道のりはまだ遠いと言わざるを得ませんが、被災地の負担が少しでも軽くなるように、
みんなが自分に出来ることを考えて実行していかなければならないと思います。

1日1日を大切に、未来へ向かっていきたいです。