旧あわら病院ブログ(2016年度までの軌跡)

福井県の北の端にある「独立行政法人国立病院機構あわら病院」の
2008年11月から2017年3月までの記録です。

2015年北潟の春。

2015年04月28日 17時23分56秒 | あわら市・坂井市

ネパールの地震は時間が経つにつれて、被災の状況が明らかになってきています。

発生から72時間が過ぎ、国連が「被災者は800万人に上る」と発表したということですが、まだまだ援助の手が届かないところが多く、被災者の方々も救助に向かわれた方々もどうか御無事でと祈るしかありません。

まずは生存者の救助、負傷者の治療ですが、水や食料の確保など今後、様々な問題への対処が必要になります。2010年のハイチ地震の後はコレラの流行がありましたが、今回も感染症の蔓延が起こるのではないかと心配です。

現地に向かい、救助活動している方々には頑張ってと応援するしかないのですが・・・。

 

うってかわって日本では、昨日から関東、東北などで30℃以上の気温が観測され、夏日となり、そろそろ熱中症に注意!?かもしれません。ここ、あわら市北潟もなかなかの暑さですが、周囲の緑は萌黄から新緑の色でまだまだ春の風情です。


先週末に満開だった八重桜は、数日のうちに葉桜に変化していました。


桜を撮影していると、今、旬なワードのdrone(ドローン:蜂の羽音)が聞えました。


蒲公英(たんぽぽ)や躑躅(つつじ)が咲いています。




駐車場大好き!ハクセキレイ。


こちらを不審者と見定め、警戒しています。


緊張に耐え切れず、頭を掻いてみるハクセキレイ。
ハクセキレイの掻き方は「間接頭掻き」です。直接頭掻きというのもあります。

 


涼やかな緑の葉っぱ。

 

北潟の春はあっという間に夏に変わりそうです。

 

連休シーズンに突入しますが、あわら病院は暦の通り、土日祝日は通常診療をお休みします。
よろしくお願いします。


テーマは「日本発-最新の循環器病学」でした。

2015年04月27日 18時54分13秒 | 医局

2015年4月24日から3日間、大阪で開催された「第79回日本循環器学会学術集会」に参加しました。

日本の第一線の施設からの講演を拝聴しました。 
また、過去に当院で勤務された先生方も多数発表されていました。

今回得られた知見を臨床に還元していきたいと思います。

「第79回 日本循環器学会 学術集会」
テーマは「日本発-最新の循環器病学 Late-breaking Cardiovascular Medicine From Japan」

 

― 医局Y ―

 

もうすぐ連休です。
あわら病院は、カレンダーの通りに診療します。(土日祝日は通常診療はお休みです。)

よろしくお願いします


2015年4月の行事食

2015年04月24日 17時04分17秒 | 栄養管理室

栄養管理室から。
4月の行事食の紹介です。

 

ようやく春本番といった暖かい陽気が続くようになりました。そこで患者さんに「春」を感じていただけるよう、「筍(たけのこ)」を使った行事食をご用意しました。
米飯の方には京都山城産の生筍を使った筍ご飯を、全粥の方には、出汁で炊いたお粥に筍ムースを添えた筍風粥を提供いたしました。

筍ご飯は、筍の風味もよく柔らかく炊きあがっており、患者さんやスタッフにも好評でした。

今後も、季節の訪れを感じていただける行事食の提供に努めてまいります。

 

4月22日の献立

筍ご飯

豚肉味噌漬焼き

酢の物

茄子の煮付け

果物(りんご)

   

 

もう一つ。

4月の誕生日会のデザートは「桃のプリン」です。
酸味が少なく軟らかい白桃をソースに使い、あっさりした口当たりのデザートに仕上げました。

プリンの色と白桃ソースの色がかぶってしまい、写真では見づらいかもしれません…
桃のソースは嚥下しやすいようにとろみを付けて調整しています。

今後も、美味しい行事食デザートの提供に努めてまいります。

 

4月23日のデザート

桃のプリン

 

 

あわら病院は今日も旬です。

朝に投稿した記事「わかりやすい?RICE-U解説。」もよろしく!


わかりやすい?RICE-U解説。

2015年04月24日 08時33分09秒 | 医局

4月10日の記事で、あわら病院で行っているRICE-Uという研究について取り上げました。
絵文字を使ってそれなりに読みやすくしたつもりですが、読み返してみるとまだ固い。
「お米、硬く炊きすぎだよ。」という感じ。(編集委員Yは固めの方が好きですけれども。)

それで、もう少し柔らかく表現してみることにしました!

 

あわら病院では、RICE-Uという研究を行っています。

どんな研究かというと、「健康な人では尿酸がどれくらいおしっこに出てくるかの目安を決めよう!」という研究です。

「尿酸」というのは、アレです。簡単に言うと、痛風のもとになるヤツです。足の親指の付け根とかがすごくすごく痛いよーってなるアレの原因物質です。(簡単に言いすぎです。)

ちなみに尿酸のもとになるのが「プリン体」です。プリン体が体内で分解されて尿酸になります。
アレでヤツな尿酸が体にたまりすぎると悪さをするので、ビールとかのCMでは「プリン体ゼロ」をうたっているわけです。
でも飲酒だけが尿酸がたまりすぎる原因ではありません。食べ過ぎ、飲み過ぎ、肥満、激しい運動、腎臓の病気 とかいろんな原因があります。(余談でした。)

たまりすぎた尿酸はおしっこから体の外に出されます。健康な人では、尿酸はバランスよく体内で作られて、バランスよく体外に出ていきます。
しかし実は、健康な人のおしっこにどれくらい出てくるのかという基準値が未だしっかり作られていないのです。

そんなわけであわら病院では、「尿酸がどんだけ出てるのか調べてみよっさ!」ということになりました。

そういうことですので、うらも協力してみよかのぉ。」という方は、あわら病院の臨床コーディネーターまでご一報くださませ。


 

柔らかくしようとして、べちゃべちゃごはんになってしまったような記事になりました…。

 

・・・あわら病院は今日も元気です。

最近のあわら病院の桜のトンネルは、葉っぱの萌黄色がとてもさわやかです。
昨日は、萌黄のトンネルの中をカワラヒワの群れが飛び回り、カワラヒワの萌黄の翼もくるくると木漏れ日の中に映えて、とても綺麗でした。
ちなみにカワラヒワの尾羽はエビの尻尾みたいです。興味のある人は検索してみてください。


並行在来線の旅♪

2015年04月23日 18時14分00秒 | 医局

医局のNさんから記事が届きました。


4月19日に東京で開催された勉強会に参加しました。←ココ重要
せっかくの土日だしちょうど都合が付いたし、で!並行在来線で前日から東京に向かうという、ゆったりとした旅を楽しんで来ました。

実際のダイヤ
金沢12:07発14:00着
15:14発直江津16:31着
直江津16:35発妙高高原17:28着
妙高高原17:30発長野18:12着

料金
IRいしかわ鉄道 360円
あいの風とやま鉄道 2060円
えちごトキめき鉄道 1660円(おすすめ!
しなの鉄道 830円


金沢→泊の間は車掌さんが切符を売ってくれましたが、えちごトキめき鉄道はワンマン運転でしたので社内切符販売はありませんでした。(妙高高原駅での乗り換え時に駅員さんに名乗り出て精算しました。しなの鉄道の運賃も長野駅での精算でした。)

そんな面倒くささもありましたが、立山連峰や妙高山を見ていると、日頃の忙しさでササクレだった心が癒されました。
「妙高はねうまラインの”はねうま”は時期によって跳ね馬に見える妙高山の残雪のことです。」とか「二本木駅は日本ではもう珍しくなったスイッチバック駅です。」などの、えちごトキめき鉄道の解説は素晴らしかったです。

泊駅では食事処が見つけられませんでした。幸い、駅の近くにアオキがあり、そこで食料を調達しました。ローカル線の旅を楽しもうという方は事前に食料を準備しておくことをお勧めします。もちろん待合室にジュースの自動販売機はありますよ。
 

― 医局N ―

 


「北陸、中部は北陸新幹線が今アツイ!」のですが(並行在来線は北陸新幹線の影響で第3セクター運営になりました)、時間があれば編集委員Yもローカル線の旅を楽しみたいと思っています。まずは、えちぜん鉄道から!

 


あおば新聞部?

2015年04月23日 15時31分15秒 | 療育指導室

4月になり、通園あおばの利用者様が相次いでオリジナル新聞を発行されました!
「おりがみしんぶん」と「あおばしんぶん」です。

おりがみしんぶんは表裏の2面構成で、Mさん制作の様々な動物おりがみを楽しむことができます。

今回のあおばしんぶんはドラゴンボールの特集で、S編集長のDBに対する情熱や、登場キャラクターへの想いを感じることが出来ます。

 

写真は4階病棟に掲示してある「おりがみしんぶん」と「あおばしんぶん」です。(上があおばしんぶん、下がおりがみしんぶんです。)
実は左横には献立表が貼ってあります。(←余談です。)

 

あわら病院は今日も元気です。


Samsca Conferenceに参加しました。

2015年04月23日 15時26分55秒 | 医局

福井大学で開催された「第3回福井大学samsca conference」に参加して、県内2施設からの一般演題と特別講演を拝聴しました。

今回得られた知見を臨床に還元していきたいと感じました。

- 医局YとY ―

 

医局からのシンプルな記事でしたー。

あわら病院は今日も頑張っています。


日本内科学会に参加しました。

2015年04月16日 08時36分34秒 | 医局

先週から、其処ここで萌黄色の草木が目立ち、空を飛ぶツバメを見かけるようになりました。
すっかり春の今日この頃、またまた医局からの投稿がありました。
最近、医局のひとこと報告が増えているような気がする・・・。何かたくらんでいるのか・・・?(すみません。原稿、感謝しています。

気を取り直して。医局からの報告です。

2015年4月10日から京都で開催された 日本内科学会 総会に参加してまいりました。

医局からポスターセッションでの発表を行いました。
会場の先生方からもいくつかのご意見をいただき、今後の診療に生かしていきたいと思います。

 

- 医局 NとY ―

 

あわら病院は今日も頑張っています。 

写真に何かコメントしたほうがいいのだろうか・・・?


栄養豆知識 : 油揚げ編

2015年04月15日 12時50分51秒 | 栄養管理室

栄養管理室から「豆知識」の投稿です。
今回は「油揚げ」のお話です。



最近、テレビ等でよく耳にするのが、福井県は「油揚げ」の消費量が日本一だということ。
確かにスーパーなどでも油揚げのコーナーが充実していて、たまたま寄った道の駅で揚げたての油揚げが販売されているほどであり(そしてそれがとても美味しい)、油揚げの県民食としての存在感に驚かされます。


福井県外の出身の私にとって、そもそも「油揚げ」とは

↑こんな感じの薄い油揚げをイメージするのですが、



福井県民の方々にとって「油揚げ」といったら

↑こんな感じのようです。



どうやら、他県で言う厚揚げの事を、福井では油揚げと言っているようです。(このことを知ったのはつい最近…。)
では、他県での「油揚げ」の事を、福井県民の方々は何と言っているのかと言えば…薄揚げだそうです。(納得しました。)



つまり福井県の方に栄養指導をする際に、「夕食はご飯、煮魚、お浸し、油揚げでした。」と言われたら、

↑こんな感じ

の様に、分厚い油揚げが食卓に並んでいるとイメージしなくてはいけません。


名称が様々あって混乱してきます…。
それで、本当に正しい名称は何なのか? 調べてみました。

栄養管理室T室長の助言もあり、「一般財団法人 全国豆腐連合会」という団体の情報をキャッチしました。
(ホームページまでしっかり作られています。…クオリティの高さに驚きました。)

そこにはしっかりと、「油揚げ」は「薄揚げ」と記載されていました。
「薄揚げ」と「厚揚げ」は作り方から違っているようですね。
これ以上深く追及すると、記事があらぬ方向に迷走してしまいそうなので、ここまでにしておきます。(詳しく知りたい方は→http://www.zentoren.jp/)

疑問が解消されたので、本題に戻ります。
(※ここからは特に注意書きが無い限り、「厚揚げ」の事を「油揚げ」と称します。)



福井県民の油揚げへの熱意は凄い、という所まではお話ししました。たぶん。

そして、つい最近「油揚げのレストラン」があるという事実を知りました。テレビでも取り上げられているそうです。
そんなに有名なら一度食べに行ってみたい…。と、いうわけで、早速行きました。


「油揚げ1枚御膳」・・・い、いちまい!? 

14cm四方、厚さ4cm、重量約240gもある巨大な油揚げ、迫力がありますね…。
よく耳にする「外はカリッ、中はフワッ」は本当でした。油揚げを噛んだ瞬間にびっくり。
本当の油揚げの美味しさを知りました。(なんだか食レポみたいになってしまった…。)



ふと「牛肉などのステーキに換算したらどの程度の分量になるのだろう…。」と、素朴な疑問が浮かびました。気になったので、色々調べてみました。
(以下、※五訂増補 食品成分表:実教出版より)



【厚揚げ240g】(福井県でいう油揚げ)
エネルギー:360kcal、たんぱく質:25.7g、脂質:27.1g、炭水化物:2.2g

【厚揚げ100g(市販品1枚弱)】(福井県でいう油揚げ)
エネルギー:150kcal、たんぱく質:10.7g、脂質:11.3g、炭水化物:0.9g



【牛肉(輸入)・サーロイン脂身つき100g(厚切り1枚弱)】…例) ステーキなど
エネルギー:298kcal、たんぱく質:17.4g、脂質:23.7g、炭水化物:0.4g



【豚肉・肩ロース脂身つき100g(薄切り3枚強)】…例) 豚カツ、酢豚など
エネルギー:253kcal、たんぱく質:17.1g、脂質:19.2g、炭水化物:0.1g



【鶏肉・もも皮つき100g(1/2枚)】…例) 唐揚げ、照焼きなど
エネルギー:200kcal、たんぱく質:16.2g、脂質:14.0g、炭水化物:0g



【さば・生100g(1切)】…例) 照焼き、味噌煮など
エネルギー:202kcal、たんぱく質:20.7g、脂質:12.1g、炭水化物:0.3g



【まだい・生100g(1切)】…例) 焼き魚、煮付けなど
エネルギー:142kcal、たんぱく質:20.6g、脂質:5.8g、炭水化物:0.1g



比較すると、同じ分量ならば、厚揚げよりも肉類と青魚の方が高エネルギーですね。白身魚は脂質が少ないため低エネルギーとなっています。
(※厚揚げの栄養量は食品成分表から引用したものなので、お店で出している手作りの「油揚げ」と多少は違っていると思われます。あくまでも「参考値」という事でお願いします。)

肉類について、同じ部位で更にエネルギーを落とすのであれば、「脂身なし」「皮なし」などを選ぶのも良いですね。

料理の仕方もポイントです。同じ食材を使っても、料理方法によってエネルギーを増やしたり減らしたりできます。


高い) 揚げる⇔ 炒める ⇔ 煮る ⇔ 蒸す ⇔ 網焼き ⇔ 茹でる (低い



一般的には、

・調理に油を使う事でエネルギーupとなり(高エネルギー)、

・食材の油が抜ける事でエネルギーdown(低エネルギー)

となります。(ちなみにカロリーはエネルギーの単位です。)


油揚げは肉類や青魚と比べて低エネルギーかもしれませんが、油を多く使っていますので、うっかり食べ過ぎてしまわないように気を付けないといけませんね。
と、最後に若干、栄養指導っぽくなってしまいましたが、豆知識として知っておいて損はないかと…


以上、ご家庭での料理の参考にいかがでしょうか。

― 栄養管理室 U ―

 

イラストはフリー素材のものを使わせてもらいました。
油揚げ1枚ご膳のお店は、丸岡の谷口屋さんだそうです。おいしそう。


こんにちは。おねむの写真をとられました。

2015年04月14日 13時57分03秒 | ワーク・ライフ・バランス

先日、産後休暇中の看護師Tさんが、愛娘のTちゃんと一緒に、あわら病院を訪ねて来てくれました。

偶然、Tちゃん(と、看護部長との面談に臨むTさん)を見つけた編集委員Y。
「可愛い赤ちゃんだー!」と、すかさず駆け寄り、Tちゃんの写真をとらせてもらいました。(いや、ホントはおそるおそる許可を得ました。だって可愛すぎだから!)

Tさんが快諾してくれたので、すやすやおねむの写真を少しだけアップ。和みます。幸せな気分になります。

 

Tちゃんも、きっと
「あわらびょういんは、わーくらいふばらんすをだいじにするところなの。わたしもママとげんきにせいちょうしていくから、これからもよろしくおねがいします。」
と、言ってくれて・・・いるかどうかは分かりませんが

国立病院機構は「母性や育児を支える」職場を提供しています。

 

Tちゃん、Tさん、ありがとう~。

 

 


おまけ。
以前に配布された、国立病院機構の「出産・子育てハンドブック ~母性や育児を支える各種休暇・休業制度等の概要~」です。

子どもたちが健やかに育つことのできる世界でありますように。